私の戦闘力は53万マイクロです

農夫のおっちゃんの10分の1程度の戦闘力で適当に生きる、意識低い系サラリーマンのブログ

ロリ・オタ・プーの三重苦を抱える主人公が織り成す感動スペクタクル巨編、堂々の完結!(一部誇張表現有り)

知る人ぞ知る迷作ギャグ漫画「ラブやん」が今月発売の22巻で堂々の完結を迎えました。

 

ラブやん(22)<完> (アフタヌーンKC)

ラブやん(22)<完> (アフタヌーンKC)

 

 

話の内容や表現がアレなこともあり、アニメ化などのメディアミックス展開がまったく行われていないので、知らない人もいるかと思います。 Wikipediaより、あらすじを引用してご紹介します。

 

ラブやん

 人生で1度も働いたことのないニートオタク趣味、児童性愛という性癖を持つダメ男・大森カズフサが主人公のギャグ漫画である。そんな彼の恋を成就させるため、ラブ時空からやってきたのが愛のキューピッドラブやんであるが、彼女でさえカズフサの恋の成就は上手くいかず、気が付けばいつもダラダラとした日常が繰り広げられている。

作品自体は『ああっ女神さまっ』のパロディ[1]。1話完結のスタイルで通常は1話25ページの構成だが、時折[2]減ページが発生している。

作中では現実と同じように時間が経過した時期が長く、連載から数年を経て、主人公・カズフサの年齢も、登場当初の25歳から31歳へと年齢を重ねていっている。しかし、連載が進むにつれ時間の進行は遅くなり、30歳となってからはその傾向が顕著になっている[3]

舞台となっている街は「平方市」。第1話でラブやんがカズフサを探し当てるとき「日本…大阪かな」と言ったり、枚方市と描いていあるシーンもある[4]

 

 

そこはかとなく感じるリアル感

このマンガの魅力は、切れ味の良いボケ・ツッコミや、パロディ的なマニアックネタ、ちょっとキツめの下ネタなどいろいろありますが、僕がイチオシのポイントは作品全体からモヤっと感じる微妙なリアル感です。

 

「愛のキューピッドなんてファンタジーな存在がメインのマンガでリアル感とか何言ってんの?」と思われるかもしれませんが、まあ聞いてください。ネタばれにならない程度にさらっとご説明しようと思います。

 

緩やかに、しかし確実に過ぎていく時間

上で引用したWikipediaの概要にも書いてありますが、このマンガは作品内で時間が経過していき、1巻の時点で25歳だった主人公は最終巻の時点では32~33歳ほどになります。

 

ロリ・オタ・プーの三重苦を抱えているとはいえ、25歳という若さもあり、主人公も愛のキューピッド・ラブやんも初期の頃はまだ比較的余裕のようなものがあります。しかし30歳を越えた頃になると2人とも徐々に焦りを感じ始めます。とはいえ、作品の基本路線はノリと勢い重視のドタバタギャグなので、暗い感じになることもなく安心して読めます。

 

7~8年経っても成長らしい成長をしない主人公

普通、作品内で時間が経過するタイプのマンガって登場人物たちの成長の軌跡を描いたりするじゃないですか。しかし、このマンガの主人公・大森カズフサは7~8年経ってもほとんど成長しません。いや、厳密に言うと細かいところでちょこちょこ成長してるっぽい部分はありますが、最終巻の時点でも「心と身体、どっちが欲しい?」と聞かれて「身体!」と即答する程度のダメ人間っぷりを発揮しています。

 

成長なんてしないのが普通だよね

しかしその成長度の低さこそが、実に共感できます。僕も7~8年前を振り返ってみていまの自分がどれくらい成長したかを考えてみても、大して変わっていなかったりします。この低成長度、僕のような意識低いサラリーマンには実にリアルに感じます。人間はそうそうドラマティックに変わったりはしないものなんですよ。よほど普段から意識を高く持っている向上心溢れる方は別かもしれませんが。

 

変わらない良さを堪能しつつ、安心して読める

話の内容自体は結構お下劣な下ネタや不条理ギャグが飛び交う、あまり万人にはオススメできないタイプのマンガです。しかし、作品全体に漂うまったり感や低成長による変わらないことの良さにより、ある意味安心して読めるタイプのマンガとも言えます。下ネタを許容できる未読の方、試しに読んでみる価値はあるかと思いますよ。

 

ラブやん(1) (アフタヌーンKC)

ラブやん(1) (アフタヌーンKC)

 

 

今回はこのあたりで。