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最近何かと話題の「ハイイールド債」は個人投資家の投資対象として有りか?

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こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。

 

最近何かと耳にすることが多い「ハイイールド債」。年金機構のGPIFがこのハイイールド債をポートフォリオに組み込んでいたために、ハイイールド債の暴落タイミングで年金も損失を出してしまったと一部マスコミで騒がれていました。

headlines.yahoo.co.jp

 

 

個人投資家にとって、ハイイールド債は有り?

長期運用の年金で短期的な値動きに一喜一憂することの是非*1や、そもそも年金ポートフォリオにハイイールド債を組み込むことの是非はさておき、今回は個人投資家にとってハイイールド債に投資するのは有りなのかどうか考えてみました。

 

 

ハイイールド債とは?

 

そもそもハイイールド債とは何かといいますと、一言でいうと「相対的にリスクの高い債券」のことです。格付け会社がBB以下の評価(いわゆる「投資不適格」)をつけた債券のみで構成されているため、元本割れリスクの高い投資対象となっています。ジャンク債とも呼ばれています。

しかし、リスクが高い代わりに利息も高いため、株価低迷期には人気の投資対象となっていました。

 

 

債券でリスクを取るくらいなら株式でリスクを取りたい

で、このハイイールド債、投資対象として有りか無しかと言ったら、個人的には「無し」だと考えています。

たしかに、リスクが高い代わりにリターンも大きい。そこに魅力を感じないといったら嘘になります。

しかし、資産全体の中で、高いリスクを取る代わりに高いリターンを得たい、という役割を持たせたいのであれば、「株式」で十分だと思うんですよね。「債券」にはリターンが低い代わりにリスクも低い、そういう安全資産的な役割を期待したいのです。

野球で例えれば、7番打者や8番打者にホームランを期待して起用する、ってあまりないじゃないですか(そういう考え方の打線組みもあるでしょうけど)。ホームランは3,4,5番のクリーンアップに任せておいて、下位打線は守備の上手い選手を起用したいです。僕はね。

野球の打線の中で、各々の選手に期待する役割が違うように、資産の中でもそれぞれの資産クラスに期待する役割は異なります。何もわざわざ「投資不適格」とされているランクの債券に投資しなくても、その役割は株式に担ってもらえば十分かな、と。 

 

 

とはいえ、投資に対する考え方は人によって違いますから、あくまで僕はこう考えている、というだけの話です。「こいつがそういうなら、ハイイールドって有りなんじゃね?」というのは十分ありうる話です(笑)

 

ハイイールド債にお手軽に投資するには投資信託を利用すると便利です。ブラックロック・ジャパンの運用している投資信託が手数料安くてオススメです。

 

投資信託のモーニングスター|スナップショット[i-mizuhoハイイールド債インデックス(H無)]

投資信託のモーニングスター|スナップショット[i-mizuhoハイイールド債インデックス(H有)]

 

なお、括弧内の「H有」「H無」とは為替ヘッジをするかしないか(為替の影響をうけるかどうか)の違いで、夜のプロレスの有無ではないのでご安心ください。

 

いわずもがなですが、投資は自己責任でお願いします。

 

 

今回はこのあたりで。

 

*1:年金ポートフォリオの想定リスク(ボラティリティ)を考えれば、数兆円程度の損失は想定なので、個人的にはいまさら騒ぐ理由がわからない