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「ホリデイラブ~夫婦間恋愛~」の里奈は子どもの親権を取れないのだろうか?

ホリデイラブの6巻を読み終えて、ふと感じたことを書きます。ネタバレしてますのでご注意ください。  

 

里奈は親権を取れないのか?

ほぼ修復不可能に思えるレベルにまで関係が壊れてしまった井筒夫妻。渡から離婚を突きつけられた里奈は子どもまで奪われてしまい、かなり悲惨な状況に陥っています。

 

確かに離婚の直接の原因を作ったのは妻の里奈ですが、夫の渡にも落ち度が無いとは言えず、何よりも子どもは母親のほうを強く慕っています。この状況で里奈が親権を取ることは無理なんでしょうか?

 

里奈の落ち度

里奈の落ち度は純平と不倫をしたことです。後述するように、里奈が不倫に走った原因の多くは渡のモラハラにあるとはいえ、それだけで不倫を完全に正当化するのは難しいかもしれません。

 

きちんと夫婦の間で話し合いの場を持つべきでしょうし、相手が聞く耳を持たないようであればモラハラを理由に離婚をするという選択肢もあったでしょう。けじめをつける前にいきなり不倫と言う行動に出てしまったことは大きな落ち度と思われます。

 

渡の落ち度

里奈「結婚したときから・・・ううん、付き合ってたときから、あなたは私を信用せずにずっと縛り付けてきた。私 それまでに一度でもあなたを裏切ったことあった?信用されないことした?」

コミックス5巻より引用

 

上の里奈のセリフに象徴されるように、渡は長年に渡って里奈を束縛していました。渡は里奈にぞっこんで彼なりに愛してるようなのですが、その妄執的な愛が里奈にとっては重荷だったようです。

 

自由を束縛するだけではなく、粘着質な嫌味、悪口などのモラル・ハラスメントもあり、激昂すると暴力を振るうこともあります(里奈の不倫発覚前に暴力を振るっていたかどうかはわかりませんが)

 

確かに関係破綻の直接の原因を作ったのは里奈ですが、渡も離婚に至る過程において責任ゼロとは到底言えそうにありません。

 

また、里奈の「まともにオムツも替えたことないくせに」というセリフから察するに育児にもほとんど参加していなかったようで、これもマイナス要素かと思います。

 

親権を取れる条件は?

 

 

上記記事によると、親権を決めるときのポイントとして

【ポイント1】離婚後に、子どもはどんな家に住むことになるか?
【ポイント2】離婚後に、子どもはどんな家庭環境になるか?
【ポイント3】親は子どもに愛情を注いでいるか?
【ポイント4】親に子どもの面倒をみる意欲と能力があるか?
【ポイント5】親の生活態度はどうか?

 が挙げられるとのことです。

 

 井筒夫妻の場合はこのポイントをどう考えるべきでしょうか。

 

 

ポイント1:離婚後の子どもの住環境

まずは離婚後の子どもの住む家についてですが、渡は「1円も渡さん」と宣言していて財産分与などする気がないようです。

 

このままだと里奈は派遣社員としての収入(月収10万~15万くらい?)のみで資産もないまま放り出されることとなり、住まいは小さめの賃貸アパートとなりそうです。対する父親の渡のほうは結構立派な一戸建て。

 

一見里奈が不利なように思えますが、これは渡の宣言どおり本当に財産を分けてもらえなかった場合の話です。先述したように夫婦の関係が壊れた原因として渡も全くの責任無しとは言えない以上、里奈を裸一貫で放り出すのは無理がある気がします。里奈は法テラスで相談するなりして、きちんと財産分与を主張するべきだと思いますね。

 

その場合、里奈の側の住環境はもう少しランクアップすると思われるので、ポイント1は「多少渡が有利」程度になるかな、と。

 

ポイント2:離婚後の子どもの生活環境

渡も里奈も離婚後は子どもを預けて働かざるを得ないと思うので、子どもと一緒にいる時間がなかなか取れないのはお互い様かもしれません。渡のほうが毎晩遅くまで仕事をすることが多そうなので、里奈が若干有利か?

 

収入は里奈のほうが少ないでしょうが、たとえ里奈有責の離婚としても渡の側には収入に応じた養育費を払う義務があるので、里奈の側はそこまで苦しい生活にはならないと思われます。

 

ポイント3:子どもへの愛情

里奈は子どもを可愛がっており、子どもからも非常に懐かれています。上記記事に、

母親が婚姻中に不倫をしていて頻繁に夜の外出があった場合などは、そのことだけで親権を取れないということにはなりませんが、子どもへの愛情面で疑問を持たれることになるでしょう。

とありますが、里奈は子どもをほったらかしにして夜遊びするようなことは無かったため、あまりマイナス点にはならないかと思います。

 

対する渡は、子どもに愛情を持っている描写が本編中でほとんど皆無と言ってもいいほどです。それどころか、実親にも指摘されていますが里奈に戻ってきてもらうための道具として子どもを利用しているように見えます。里奈が保険証書を取りに家に戻ってきたときの、子どもを使った渡の所業は読んでて気分が悪くなるほどでした。

 

ポイント3は里奈の圧勝でしょうね。

 

ポイント4:子どもの面倒をみる意欲と能力

渡は里奈が出て行ってから仕事を口実にずっと実親に子どもを預けており、自分で面倒を見る気はまったく無さそうです。本人も「俺はこんな小さな子どもの面倒は見れないよ」と言っています。

 

そもそもオムツもまともに替えたことないとのことなので、ポイント4も渡は非常に不利ですね。

 

ポイント5:親の生活態度

ギャンブルにのめりこんでいる、浪費癖がある、など、親の生活態度に問題がある場合は不利になるようです。

 

この点は里奈も渡も大きな問題になりそうな点はないので、ほぼ互角でしょうか。

 

まとめ:里奈が有利

ポイント3,4で里奈が圧勝しており、その他のポイントは大差ない、という状況です。特に子どもの懐き度合いが里奈と渡では雲泥の差なので、ここが大きなポイントとなりそうです。

 

弁護士に相談するなりしてきちんと手順を踏めば、里奈は親権を勝ち取れそうな気がしますね。