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よしたにさんの「新・理系の人々 すごいぞ!日本の科学 最前線」を読んだ感想

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よしたにさんの人気コミックエッセイシリーズ「理系の人々」がリニューアルされて新シリーズとして始まりました。その名も「新・理系の人々 すごいぞ!日本の科学 最前線」 !

 

「ダ・ヴィンチニュース」に連載されている定番の理系ネタはもちろんのこと、描き下ろし長編ネタが3本掲載されています。

 

タイトルの通り最先端科学の取材ネタに力を入れているようで、「将棋AIのPonanza」「国産プログラミング言語Ruby」「話題の日本酒・獺祭(だっさい)」のそれぞれの開発秘話によしたにさんが迫ります!

 

取材ネタを中心に、感想をつらつらと書いてみます。

 

 

将棋AIのPonanza

 将棋AIがついに人間の名人を破った話は記憶に新しいですが、そのAI「Ponanza」の作者である山本一成氏によしたにさんが取材を敢行!

 

なかなかクセのある人物のようで、東大に入学するも「キラやLみたいなヤツいっぱいいると思ったのに、がっかりだ」とかなかなかエスプリの効いたことをおっしゃってます(笑)

 

自分にも他人にも厳しい・・・というより、常に挑戦心を要求する、技術者の鏡のような意識の持ち主。少しは僕も見習わねば・・・

 

 

国産プログラミング言語Ruby

プログラマ・システムエンジニアの端くれである僕が尊敬する伝説のプログラマのうちの1人、まつもとゆきひろさん。世界中で使用されるプログラミング言語「Ruby」の産みの親という雲の上のプログラマ。よしたにさんも取材前に相当緊張してたみたいです。

 

元々文系だったまつもとさんですが、「自分でプログラミング言語を作ってみたい」という一心で情報学部に進学、卒業研究で実際にプログラミング言語を作っちゃうというさすがの優秀っぷりです。そんな凄腕プログラマのまつもとさんも家では奥さんから「パソコンばっかりやりすぎ」とお叱りを受けているところに、そこはかとなく親近感(笑)

 

余談ですが、 よしたにさんがライブラリやフレームワークが充実していることをRPGの初期装備の強さに例えているのがなかなかわかりやすかったです。・・・そういう意味では、僕が普段仕事で使っているプレーンなC言語はせいぜい「こん棒」や「旅人の服」レベルです(笑)

 

 

話題の日本酒・獺祭(だっさい)

安倍首相がオバマ元大統領に送ったこともある話題の日本酒・獺祭(だっさい)の製造元をよしたにさんが取材。お酒好きで有名なよしたにさんなのでさぞかしこの取材はテンション上がったことでしょう。

 

「製法をこんなに詳細に書いちゃっていいの?」と読んでて心配になるほど丁寧な取材をされています。

 

日本酒・獺祭飲んでみたいけど、安月給の身では結構お高いんですよねぇ・・・今度の誕生日にでも妻にねだってみようかな。 

獺祭(だっさい) 純米大吟醸50 1800ml

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