私の戦闘力は53万マイクロです

農夫のおっちゃんの10分の1程度の戦闘力で適当に生きる、意識低い系サラリーマンのブログ

有能すぎるメガネっ娘が活躍する漫画「魔王の秘書」を読んだ感想

ある日突然魔物にさらわれ、魔王の下僕となる運命を余儀なくされたメガネっ娘。しかしその娘は、魔王も涙目でタジタジになるほどの有能すぎる秘書だった・・・!

 

漫画「魔王の秘書」の1巻を読んだ感想を若干のネタバレ含みながら書きます。 

 

 

意識低い系魔王

三百年に渡る封印から解き放たれた魔王。早速人間界への侵略を再開すべく、部下に指示を飛ばします。

 

「まずは人間を捕らえ魔王軍にその知能を捧げさせるのだ!!」

 

ベタではありますが、良い作戦です。敵を知り己を知れば百戦危うべからず、って言いますしね。

 

「だが無造作に人間を捕らえては野望を悟られる!より知能の高い学者などを捕らえよ!!」

 

ピンポイントに役立つ人材のみを集めようという腹づもり。さすが魔王。

 

「あと男はむさ苦しいからなるべく女で」

「となれば容姿も重要になってくる」

「やはり愛嬌のあるタイプで」

「年齢は若ければ若いほど良いな」

「できれば胸は大きめで」

「常に三歩下がってついてくる慎ましさがあって」

「奴隷生活を耐え抜ける生活力も」

「相手の言動に否定から入らない気遣いのできる」

 

・・・なんか途中からおかしい。「婚活のような条件をつける魔王」と称されていますが、なかなか言い得て妙で、女性からは「そんな男に都合の良い女はいねーよ!」とお叱りを受けそうな勝手な条件ばかり申し立ててます。

 

思えば冒頭で三百年の封印から目覚めるときも二度寝して14年も寝過ごしたくらいだし、世界征服に対する意識の高さに疑問を抱かざるを得ません。

 

 

この魔王の指揮下で本当に世界征服などできるのか、他人事ながら心配になります。

 

 

有能すぎる秘書

 光あるところに必ず闇が生まれるように、意識の低い人物の傍には意識の高い人物が現れるのが世の常。

 

魔物に誘拐されてきたクールなメガネっ娘は、「奴隷よりも秘書のほうが能力を発揮できるので」という理由で魔王と雇用契約を結び、魔王や幹部たちが舌を巻くほどの有能ぶりを発揮します。

 

メガネっ娘「人間に呪いや病を流行らせるルートでしたらお任せください。医療機関や神官が不足している地域は把握しています。国別の軍事力など征服に有効な情報も提供できますので、頑張って世界から人間を根絶やしにしましょう!私以外の。」

 

さらわれてきて早々のこの演説。魔王が思わず「お前物分り良すぎじゃない!?」とツッコミたくなる気持ちもわかります。

 

「力のある者は魔王城周辺を固め、雑魚は適当な町の近くに出没していればいい」

 

というRPG的世界のお約束な作戦を一蹴し、

 

「力のある者は勇者の故郷へ直行し、一気に勇者を叩きましょう」

と、現実的な作戦を提案した上で、

「蘇生手段を絶つために神官や僧侶も順に手にかけましょう」

「近隣の友好国から援軍が来ないように、毒・混乱を招く能力をお持ちの方は足止めをお願いします」

という念の入りっぷり。

 

この秘書に任せておけば、世界征服など容易いものかもしれない・・・

 

 

今後はシリアル展開もあり?

1巻は全編を通して、

「有能すぎる人間秘書と振り回される魔王、秘書に畏敬の念を持ち始める魔物たち」

という図式で物語が進んでいき、基本的にはコメディ路線です。

 

しかし、1巻終盤ではメガネ秘書の暗い生い立ちや魔王の内面などが描かれ、若干シリアス風味な展開になりそうな予感。

 

2巻以降の話が気になります。(個人的にはシリアス展開が多少入ってもいいけど、シリアス一辺倒にはならないで欲しい・・・)