こんにちは、意識低い系のKENです。
唐突ですが、僕は箸の持ち方が悪いとよく人から言われます。でも、意識低いので、箸の持ち方を直そうなどという向上心とは無縁です。妻からは、
「なるべく子どもの前で箸使うところ見せないでね、悪い見本になるから」
などと結構ムチャなこと言われています。
「正しい箸の持ち方」って何なんでしょうね?
何が正しくて、何が間違っているのか
世間では当たり前のように「箸の正しい持ち方」という表現が使われます。でもこれっておかしくないでしょうか?いったいみんな何の権利があって、「正しい」「正しくない」なんてことを決められるのでしょう?箸の正しい持ち方を決めていいのは、歴史上初めて箸を発明した発明者だけではないでしょうか?
仮にこの発明者を山田さんとします。山田さんが、
「おい、みんな見てくれ!ご飯を食べるための便利な道具を発明したぞ!みんなも使えよ。・・・おいおい、そこのKEN、持ち方間違ってるぞ。俺の発明した箸はこうやって持つんだよ!」
と言うのならば、僕も納得します。
でも実際は違うじゃないですか?世間の多数派の人間が使いやすい持ち方に対して「正しい箸の持ち方」などと勝手な表現を採用しているだけのことです。まあ、世の中のルールってのは多数派が作るものなので、それも仕方ないのかもしれませんが、せめて「多くの人間にとって効率の良い箸の持ち方」程度の表現に留めておいてほしいものです。「正しい箸の持ち方」なんて誇大表現は、箸の発明者の山田さん(仮)に失礼です。
結局悪い見本なのは変わらない
上記の理論を携えて、妻に説得を試みました。本当の正しさなんて誰にもわからないんだよ?と。なんかちょっと哲学的で格好良いですよね。
妻の返答は、
「そういう屁理屈こねるところも子どもの前では控えてね、悪い見本になるから」
でした。
涙目になりながらも今日も僕は頑張って生きています。
今回はこのあたりで。