「給食のおばさん」として就職した筆者の激闘の日々を描くコミックエッセイ「新卒で給食のおばさんになりました」が面白いです。微妙にネタバレしつつ、面白さをお伝えします。
調理師学校を卒業したルミは、
病院の給食調理師として晴れて社会人デビュー!
しかし、そこは女だらけの職場。
ひと筋縄ではいかない、
濃い~い先輩方に囲まれ働く毎日は…!?
読んだ人から元気になる、お仕事応援コミックエッセイ♪
「給食」という言葉で連想するものと言えば、大抵の人にとっては「学校の給食」じゃないでしょうか?学校の給食室って当番のときに少し中に入ったりもしましたが、なんか独特の雰囲気ありましたよね。すごく広く感じたし。
本書、「新卒で給食のおばさんになりました」の筆者である松山ルミさんは調理師免許を取得して、いざ「給食のおばさん」の職場に飛び込んでみたはいいものの・・・そこは、一癖も二癖もあるおばさん達の巣窟!サブタイトルにある「女の園は敵だらけ」は決して大げさではなく、筆者も新人いじめスレスレの洗礼を受けることとなります。
慣れない仕事(しかも病院の給食なので、いろいろ制約もあって難しい)、おばさんたちのシゴキと、まさに前門の虎、後門の狼・・・といった具合で、前半部分は嵐のように過ぎていきます。
後半部分は、だいぶ仕事にも慣れ、おばちゃんたちとも良い感じに付き合いつつ(根は良いおばちゃんたち)、彼氏もでき・・・と、少しずつ順風満帆に。最初の頃に心が折れなかった筆者の強さの勝利かもしれません。
普通にサラリーマンやってると、給食のおばさんたちの仕事内容を詳しく知ることなんてそうそうありません。こういう自分とは接点のなさそうな世界を垣間見れるのもまた、コミックエッセイの楽しさの一つですね。
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