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ゆるいオタクの日常を赤裸々に綴ったコミックエッセイ「ぼく、オタリーマン。」が面白い

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サラリーマンエッセイ漫画の先駆け的存在「ぼく、オタリーマン。」が面白いです。

 

作者は普通のサラリーマン

職業をテーマにしたコミックエッセイって、一風変わった職業であることが多い気がします。まあ、そのほうがネタになりやすいですし。例えばこんなの。

 

 

 

それに比べ、「ぼく、オタリーマン。」の作者の職業はシステムエンジニア。いわゆる普通のサラリーマン。読者と立場や目線が近いこともあり、飲み屋で友人の愚痴を聞いてるかのような気軽さでさくさく読んでいけます。

 

 

オタク度を測るリトマス試験紙

作者は普通のサラリーマン、と書きましたが、ちょっとだけ普通じゃないところも。というのもこの作者はいわゆる「オタク」。

 

オタクと一口にいってもピンからキリまでありますが、作者のよしたにさんはいわば「ちょいオタ」といったところでしょうか。ガチなオタクの方からは生温く見えるかもしれません。オタクの要素が皆無なうちの妻は「いやこの人充分すぎるほどオタクでしょ」と言ってましたが。

 

この作者をオタクと思うかどうかで読者のオタク度も試されている気がしますね(笑)

 

黒歴史全オープン!

サラリーマン、システムエンジニア、オタクの3要素をぬるく混ぜながら「あるある」ネタを提供してくれるのが本書の持ち味ですが、僕の見解では真骨頂は別のところにあります。

 

それは、自らの黒歴史を全オープンなところ。

 

ひとりぼっちの高校生活、彼女との馴れ初めや別れ話、昔作っていたホームページの話、ネットで名前が売れ出した時期の痛い発言集・・・などなど。よくもまあそこまで自分をネタにできるなと感心のいたり。僕のような小市民は昔作ってたホームページなんてさらした日には、恥ずかしさのあまり一晩中布団の上を転げまわってしまいそう。

 

 

もう3年以上続編が出ていない・・・

そんな愉快なエッセイ漫画「ぼく、オタリーマン。」ですが、もうかれこれ3年以上新刊が出ていません。最新の6巻でよしたにさんが専業漫画家になり、「サラリーマン」を卒業してしまったので、本シリーズも完結ということなのかも。

 

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