発売から半年程度で発行部数13万を突破した怪物コミックエッセイ「腐女子のつづ井さん」の2巻が発売されました。もちろん即買いしました。
「腐女子のつづ井さん」とは、腐女子街道を迷うことなくまっすぐひたむきに走り続ける筆者・つづ井さんの愛と友情の物語です。
1巻のレビューはこちら。
つづ井さんは就職してどうなった?
2巻を買うにあたって1つ懸念事項がありました。それは、つづ井さんが就職してしまったこと。
就職するとどうしても自由になる時間が減ってしまい、オタク活動に没頭できなくなり、次第にオタク熱が冷めてフェードアウトしていく・・・そんな人を何人も見てきました。かくいう僕も就職や結婚などのイベントを経て、「オタクのなりそこない」から「ただのおっさん」にクラスチェンジしてしまったクチです。
腐女子のつづ井さんはどうか?結論から言うと、僕のような雑魚オタクとは格が違いました。腐女子活動に没頭できない仕事中の鬱憤をはらすかのごとく、アフターファイブと土日に大フィーバーをしております。さながら、長距離恋愛中の恋人同士がたまの逢瀬で盛り上がるかのよう・・・!つづ井さんの情熱は仕事如きではかき消せないのです。
さらにタチの悪いことに、社会人なので学生時代よりも経済力があります。お金が無くて泣く泣く我慢していたであろうアレソレやコレソレを迷うことなく札束でひっぱたいで実現しています。オタクや腐女子にお金を持たせると経済回りまくりですね。
つづ井さんを取り巻く素晴らしき友人達
このコミックエッセイを語る上で欠かせないのは、つづ井さんの周りの腐女子仲間たちです。彼女達もつづ井さんと同じように就職しましたが、その熱意と勢いは留まることを知りません。時に激しく議論し、時に励ましあう。親友であると同時に強敵(とも)でもある。
つづ井さん、Mちゃん、オカザキさん、ゾフ田、橘、ケイ子さん・・・あんたらみんな最高だよ!特に推しキャララップバトルは腹抱えて笑いましたわ。
この漫画は腐女子漫画なんかじゃない、青春漫画だったんだ・・・!もちろん錯覚ですが、そう錯覚させるだけのパワーがつづ井さんと腐女子な仲間達にはあります。