「そうだ!ドキュメントを管理するドキュメントを作ろう!」
何故なのか。
Microsoft Office Home and Business 2016(最新)|オンラインコード版|Win対応
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: Software Download
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システム開発の会社に勤めています。いままで複数のプロジェクトに関わってきたけど、今いるプロジェクトチーム(というより、部署)は成果物として作らないといけないドキュメントの数がとにかく多い!しかも内容的に「あれ、このドキュメントAとドキュメントBってほとんど同じじゃない?」ってのもあります。
ドキュメントの数の多さ以上に厄介なのは、承認ルートの複雑さ!ドキュメントを成果物として仕上げるためには偉い人たちの承認印が必要(この判子文化にもいい加減うんざり)なんだけど、ドキュメントの種類によって承認ルートが異なるんですよ。
一例をざっくりと挙げるとこんな感じ。
- ドキュメントA:上司1が一次承認→上司2が二次承認→上司3が最終承認
- ドキュメントB:上司1が一次承認→上司3が最終承認
- ドキュメントC:上司2のみが承認
こうなってくると、当然漏れも多くなってきますよね。作業者側のミスもありますけど、承認側のミスも。ドキュメント承認待ちのまま何日もほっとかれて、何度も催促しないといけなかったり。
さすがにこの状況はまずいと上の人たちも思ったのか、妙案を考えたようです。さすが出世する人たちは頭が良い。
その妙案とは、「ドキュメント作成や承認の漏れを防ぐために、ドキュメントを管理するためのドキュメントを作成してチェックしていこう」というもの。
・・・うん、まあ、たしかにこれもひとつの手かとは思うんですけどね。そもそもの問題の根はドキュメントの種類や承認ルートの煩雑さじゃないですか。であれば、まずはこのあたりを整理してシンプルな仕組みを構築することに注力するのが優先だと思うんですよ。
でまあ、案の定と言いますか、この「ドキュメントを管理するためのドキュメント」の運用が形骸化しつつありましてw 単に作るドキュメント増えただけじゃん・・・
そのうち「ドキュメントを管理するためのドキュメントを管理するためのドキュメント」を作ろうとか言い出さないか、戦々恐々。