中世ヨーロッパに存在した実在の職業をRPGゲームテイストで紹介する書籍「中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク」が面白いです。
中世ヨーロッパとRPGは相性バッチリ
実在の職業をRPG風に紹介する本と言えば、去年発売された「日本の給料&職業図鑑」が順調に売れているようです。
「日本の給料&職業図鑑」は現代日本の職業を(無理やり?)RPG風職業に見立てているのが売りですが、「十三世紀のハローワーク」はそのまんまというか、そもそもRPGの多くが中世ヨーロッパをイメージして(あるいは舞台にして)作られているのが多いものですから、違和感無さ過ぎて面白いですw
RPG好きならワクワクが止まらない
各職業のスキルなどが史実に絡めて紹介してあり、歴史好きにはたまらないと思いますが、やはり本書のメインターゲットと思われるのはRPG好きのゲーマーではないかと思います。
実在の職業がRPG風のイラストでパラメータまで書いてありますので、普段ゲーム攻略本等のキャラやモンスターのデータ一覧を見てニヤニヤしているような層であれば、ど真ん中ドストライクな本となっております。「剣士」とか「吟遊詩人」とか、いかにもファンタジー風の職業から、「コーヒー嗅ぎ」や「森番」など、何それ?って言いたくなるような職業まで多彩に紹介されています。
少々お高い(フルカラーで300ページ近くあるので無理もありませんが)のが難点なので、もう少しお値打ちな電子書籍版とかそのうち出て欲しいですね。
同作者の描いた「経済と法律」に焦点をあてたRPG風漫画「竜と勇者と配達人」も面白いです。
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