思春期過ぎる女子高生・カナミが周囲を混沌とした下ネタワールドに引きずりこんでいく、下ネタエロ4コマ「妹は思春期」は色あせない名作です。
女子高生の皮を被ったエロ親父
エロ方面に異常に興味を持つ(本作ではそれを「思春期過ぎる」と表現しています)女子高生が活躍する漫画・・・というと、女子高生の赤裸々なエピソード満載のケシカラン漫画かと思われるかもしれませんが、さにあらず。
ケシカランことには変わりはないのですが、この思春期過ぎる女子高生カナミの属性はどちらかといえば「エロ親父」のソレなのです。
感覚的には、スポーツ新聞のエロコーナーに載っているような内容を日常的会話として話す女子高生・・・と考えれば大体あってるかと。
下ネタの総合商社・カナミのネタの源泉は尽きることなく、周囲の常識人(普通の思春期高校生)を振り回し続けます。
ボケ役は総じて「思春期過ぎる」
カナミの思春期っぷりだけでも相当なものですが、この漫画には他にも思春期すぎるキャラクターが数多登場します。カナミの思春期過ぎる同級生「黒田マナカ」(官能小説愛読家)、思春期過ぎる従姉妹の中学生「関川エーコ」、思春期過ぎる男子高校生「新井カズヤ」(思春期と言うかほとんどただの変態)などなど・・・
カナミの兄シンジや、カナミの同級生矢野アキなど、いわゆる「普通の思春期」高校生は振り回されっぱなしで、苦労が耐えません。
この漫画の世界でボケ役に回るには、ちょっとやそっとの思春期っぷりでは全然足りないのです。
恋愛要素はほぼ皆無
エロに興味のある高校生達のお話、となると必然的に恋愛要素やラブコメ的な展開が繰り広げられても良さそうなものですが、この作品にはそういった要素はほとんどありません(兄シンジに想いを寄せるキャラも登場しますが、ほとんど進展なし)。徹頭徹尾、下ネタに始まって下ネタに終わる漫画と言っても過言ではありません。
それだけでは物足りない、下ネタ+ラブコメ要素も欲しい!という人には、同作者の「女子大生家庭教師濱中アイ」がおすすめです。
あるいは、さんりようこ先生の「B型H系」。こちらは思わずニヤニヤしてしまいそうなくらいのラブコメ要素満載です。