毎年この時期になるとしみじみと思うこと。小学生って羨ましい。夏休みが４０日以上もあるんですよ。もう遊び放題ダラけ放題じゃないですか・・・
小学校のころの夏休みは楽しかった。将来の不安とか小難しいこと一切考えず、ただ遊びほうけていれば良かった。
夏休みの宿題などという夏休みの趣旨を履き違えているとしか思えないモノも存在した気がしますが、「夏休みの宿題は最終日にまとめてやる。間に合わなければ新学期『家に忘れた』と言い張れば良い」と憲法に制定されている可能性がほんのわずかにある気がするので、大きな問題にはなりませんでした。
朝６時に起きる。真夏の早朝のあのなんとも言えない爽やかさの中にも気だるさが混じったような雰囲気が好きでした。
どこからそんな元気が出てくるのか今となっては不思議ですが、毎日欠かさずラジオ体操に行ってました。
ラジオ体操から帰って再び布団の中でだらだらしてると、７時１５分くらいから「機動戦士ガンダムZZ」が放映されていた思い出。半分眠りつつ視聴。
アニメ観終えて朝ごはん食べると、贅沢な「退屈タイム」。うちの小学校は「友達の家には朝１０時以降じゃないと遊びに行っちゃダメ」というルールがあったためそれまでの間特にやることがないわけですが、この「何もしないをしている」という時間が本当贅沢。大人になってからつくづく感じます。
１０時。友達の家に遊びに行く。天気が良い日なら外を意味無く走り回ったり秘密基地作ったり川で遊んだり山で遊んだりやることだらけで忙しい。
天気が悪いときはもっぱらファミコンの「SDガンダム カプセル戦記」の対戦に嵌ってました。面白かった。 自分で言うのも嬉しいですが、僕の操作するリ・ガズィは超強いですよ！
午後、学校のプールに行く。プールも欠かさず行って出席カードにハンコたくさんもらってた。ほとんど来ない子もいたけど何で来ないのか不思議だった。このクソ熱い中タダでプールに入れて遊べるんだから最高じゃないですか。
プールから帰宅して１５時くらい。エアコンの聞いた部屋でだらだら「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のビデオをよく観てました。大好きな映画なので１００回以上観た気がする。ほとんどセリフ覚えるレベル。どんだけガンダム好きなのか、僕。
ビデオ観つつエアコンの程よい冷気に煽られながらお昼寝。至高の時間だった。夕飯の良い匂いにつられて起きて、晩御飯。何不自由ない１日。もう二度と戻らない少年の日々。
いいなぁ、夏休み。社会人の夏休みなんて所詮数日から良くて２週間程度。思えば、新卒で就職してから１ヶ月以上休んだことなんてないんですよね。長い人生、１回くらい人生の夏休みがあったっていいんじゃないでしょうか？
小学校のときの夏休みが約４０日。これが毎年。つまり１年の９分の１が夏休み。なら、人生に夏休みを作るとしたら、人生８０年として・・・
８０年 ／ ９ ＝ 約９年
このくらいは無いと人生の夏休みを名乗る資格はありませんね。
９年か・・・そんなに休んだから多分もう働く気になれないんだろうなぁ・・・いや、仮に僕が働く気になったとしても、そんなブランクある人間を社会が受け入れてくれる気がしない。人生の夏休み取るとしたら、完全引退する覚悟が必要ですね。
何のオチもありませんが、このあたりで終わります。
