噛ませ犬のプロとして定評があるヤムチャですが、ドラゴンボールの世界の戦闘力インフレについていけずに物語途中から戦闘に参加しなくなってしまいます。
そんなヤムチャの全盛期の頃の戦闘力はいくつくらいなんでしょうか？ 考えてみました。
この手の考察は「最終話時点」の強さを考えるのが王道かもしれませんが、ヤムチャは多分後半はあまり修行していなくて逆に弱くなっている可能性もあると思い、「全盛期」としました。
全盛期は多分「人造人間編」
「人造人間編」の後の「魔人ブウ編」では既に一線から退いており、天下一武道会も「恥をかくだけだから」と言って出場していません。
トランクス（未来）から人造人間の驚異を聞かされて3年間必死に修行した「人造人間編」がヤムチャの全盛期であろうと予想します。
人造人間20号の証言
この当時のヤムチャの戦闘力を推し量る上で役に立つのは、やはり人造人間20号（ドクターゲロ）の証言ですね。
まず、ヤムチャのエネルギーを測定したときに悟空と誤認したこと。ドクターゲロは悟空の戦闘力をサイヤ人来襲編時＋αくらいと考えていました。年齢的に、そこから大きく伸びることは考えにくいという理屈です。
サイヤ人編のときの悟空の戦闘力は界王拳無しの状態で８０００ちょっとです。この数値にプラスαされた値がヤムチャということになりますから、ヤムチャの戦闘力は1万～3万程度と考えるのが妥当かもしれません。
しかしここでもうひとつ重要となってくる要素が、悟空と思った相手がヤムチャだったと判明した後の人造人間20号のセリフです。
「だがいずれにせよ、大きなエネルギーが手に入る」
人造人間20号と19号はエネルギー吸収式の人造人間なので、相手のエネルギーを手から吸い取って自分のエネルギーにすることができます。
ヤムチャに用はないがヤムチャのエネルギーが手に入るならまあいいか、といったところでしょうか。
大きなエネルギーとは
人造人間20号と19号の戦闘力ははっきりしませんが、最低でもフリーザに近い力、多分フリーザ以上の力があると思われます。心臓病で弱っていたとはいえ、人造人間19号は超サイヤ人の悟空（フリーザ撃破後3年間修行）と一応勝負にはなってましたし。
フリーザ最終形態の戦闘力は公式で1億2000万です。ということは、人造人間20号と19号も1億以上はあるとみていいでしょう。
そんな彼らが「大きなエネルギー」と判断するのが、はたして1万程度だろうか？ここに疑問が残ります。
例えば資産を1億以上持ってたとして1万円札を「これは大金だ！」と思うかというと・・・お金の価値観は人それぞれですが、数値だけみると誤差の範囲ですよね？
戦闘力10万以上と予想
そもそも、フリーザ以上の敵が2体も来るとわかってて、戦闘力1万程度で戦場に出向くか？という疑問もあります。実際「餃子は置いて」こられたわけですし。
ヤムチャはせっかく来たからには、主戦力にはなれなくてもサポートなどでそこそこ役に立てる自信はあったはず。となると、戦闘力は最低でも10万くらいはないとつじつまが合わない気がします。
そんなわけで、仮定に仮定を重ねた考察で心苦しいですが、ヤムチャ（全盛期）の戦闘力は10万以上、と予想します。
フリーザも認める実力者であるギニュー隊長（戦闘力12万）と互角かそれ以上ということです。ヤムチャはどうしてもへたれのイメージが強いですが、なかなかどうして、宇宙レベルでもかなりの実力者ということになりますね。
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