スラムダンクに登場するライバル高校・陵南の池上と言えば、
「ディフェンスに定評のある池上」
として知られています。 唐突に出てきた設定ではありますがw
陵南の田岡監督曰く、陵南のディフェンスNo.1選手とのことですが、どうも僕は池上ってそこまでの選手でもない気がするんですよね・・・
池上のディフェンス能力はどの程度なのか、本編中の試合を振り返りつつ考察します。
湘北戦(練習試合)
湘北との練習試合にスタメン出場した池上は、「ディフェンスに定評のある池上」らしい活躍はほとんど見られません。
というか、多分この時点では読者も「池上」という選手をあまり認識してなかったんじゃないですかね。仙道、魚住、その他・・・って感じで。
この試合では池上は木暮を主にマークしていますが、木暮が調子良かったこともあり作中で描かれているだけでも14点(3ポイント含む)許しています。
桜木の意外性のパス(流川にパスしたくないので木暮にパスしたことが結果的に陵南の裏をかくことになった)による得点はある程度は仕方ないところもあるとは言え、木暮に振り切られて3ポイントシュートを打たれている場面もあります。
「陵南No.1のディフェンス力」と呼べるだけの能力はこの時点では見られません。
※余談ですが、田岡監督って木暮を少し甘く見すぎだと思うんですよね。いかに木暮が絶好調だったとはいえ、練習試合の段階である程度木暮にはやられているわけで、本戦のときにもっと木暮を警戒しても良かったと思うんですが・・・
海南戦(地区予選決勝リーグ)
海南戦では福田にレギュラーの座を譲り、ベンチスタートでした。
試合途中、神の3ポイントシュートを止めるために出場し、 その後神の得点シーンがありませんので、池上がそれなりに神を抑えていたのだと思われます。
神と言えば、激戦区神奈川の得点王です。その神の得点をある程度*1抑えたのであれば、「ディフェンスに定評のある池上」と呼ばれるだけのディフェンス能力は十分にあると言ってもいいでしょう。
この試合の池上は合格点です。
湘北戦(地区予選決勝リーグ)
決勝リーグでの湘北戦は池上の事実上の引退試合となりました。
三井の3ポイントシュートを止めるために、後半戦から出場します。この采配は当たり、三井は思うようにシュートを打てなくなります。
ただ、このときは「スタミナに不安のある三井の後半戦」 vs. 「出てきたばかりでスタミナ全開の池上」という点を割り引いて考えなくてはいけません。
あと、この試合では終盤に三井のマークを一瞬怠って3ポイントシュートを許してしまっています。これはいただけません。
池上の引退試合での活躍は可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
まとめ
こうして振り返ってみると、確かに池上はディフェンスが得意というのは間違いなさそうですが、「陵南No.1ディフェンダー」かどうかは疑問符のつくところです。仙道、魚住よりも上、という風には考えづらいんですよね・・・選手としてのタイプが異なるので、単純比較は難しいところですが。
池上のディフェンス力は、名もなき観客の言っていた「ディフェンスに定評のある」程度の評価が妥当じゃないかなと思います。そこそこ評価されてるけど、トップクラスでは無いよ、くらいの。
「陵南No.1」は田岡監督の過大評価だったか、もしくは池上を発奮させるためのリップサービス込みだったか、そんなところじゃないかと。
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*1:作中描かれていないだけで、多少は神は得点を取っていたと思われる