新元号発表まで、残すところあと数日ですね。
昭和～平成時代には、御皇室関連の行事を記念して15種類の記念硬貨（金貨、銀貨、銅貨等）が発行されました。
これら記念硬貨を完全収集しようと思うといくらかかるのか、計算してみました。ただし、状態は「完全未使用」とします。
※価格参照元： 日本貨幣カタログ（2019年版）
昭和
昭和時代には以下の5枚が発行されました。
- 昭和51年銘昭和天皇御在位50年記念100円白銅貨（市場価格600円）
- 昭和61年銘昭和天皇御在位60年記念100,000円金貨（市場価格：14万円）
- 昭和62年銘昭和天皇御在位60年記念100,000円金貨（市場価格：15万円）
- 昭和天皇御在位60年記念10,000円銀貨（市場価格：2万円）
- 昭和天皇御在位60年記念500円白銅貨（市場価格：1500円）
100,000円金貨は額面10万円に対して含有されている金（ゴールド）の価値が4万円程度しか無かったため、偽造金貨が大量に製造されて問題になりました。
平成
平成時代には以下の11枚が発行されました。
- 天皇陛下御即位記念100,000円金貨（市場価格：16万円）
- 天皇陛下御即位記念500円白銅貨（市場価格：1500円）
- 皇太子殿下御成婚記念50,000円金貨（市場価格：9万5千円）
- 皇太子殿下御成婚記念5,000円銀貨（市場価格：1万円）
- 皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨（市場価格：1500円）
- 天皇陛下御在位10年記念10,000円金貨（市場価格：11万円）
- 天皇陛下御在位10年記念500円白銅貨（市場価格：1500円）
- 天皇陛下御在位20年記念10,000円金貨（市場価格：11万円）
- 天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨（市場価格：1500円）
- 天皇陛下御在位30年記念10,000円金貨（市場価格：17万円）
- 天皇陛下御在位30年記念500円バイカラークラッド貨（市場価格：1000円）
御在位30年記念貨幣については発行されたばかりで未だ安定した市場価格が形成されていないため、楽天市場に出店しているコイン商の売値を参考にしました。
昭和天皇御在位60年記念のときの偽造金貨事件に教訓を得て、天皇陛下御在位10年記念金貨からは額面価格よりも多くの金（ゴールド）を用いて鋳造されるようになりました。
その分あらかじめ額面より高い価格設定で造幣局から直接販売される、いわゆる「プレミアム貨幣」です。
総額○○万円
以上、16枚の記念硬貨の市場価格を合算すると、
97,4100円
となりました。
完全収集するとそれだけでちょっとした財産といった感じですね。予算的にハードルは高いですが、コンプリートするとかなり見栄えのするコレクションになりそうです。
