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僕がブタヤマさんだったら、まずはキャベツくんをクジラに食べさせて、キャベツ化クジラを食べる

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「キャベツくん」っていう絵本、知ってる人いますか?

 

  • キャベツくん
  • キャベツくんとブタヤマさん
  • ブタヤマさんったらブタヤマさん

など、シリーズで何冊も出ているロングセラー絵本で、キャベツ人間の「キャベツくん」と豚人間の「ブタヤマさん」の織り成すシュールな物語です。

 

今回の記事では、その中の一冊「キャベツくん」について、ちょっとツッコミを入れてみたいと思います。

 

 

あらすじ

まずは簡単なあらすじを書きます。内容を知っている人はこの章は読み飛ばしてください。

 

  1. キャベツくんとブタヤマさんが道端でばったりと出会う
  2. ブタヤマさんはお腹ペコペコなので、キャベツくんを食べようとする
  3. キャベツくんは咄嗟に「僕を食べるとキャベツになるよ」とブタヤマさんに告げる
  4. キャベツくんを食べてキャベツになってしまったブタヤマさんのイメージが空に浮かぶ(幻影?)。ブタヤマさんびっくり
  5. ライオン、蛇、ノミ、クジラなど、他の動物がキャベツくんを食べてキャベツになってしまうイメージが次々と空に浮かび、衝撃的な映像にブタヤマさんは腰を抜かしてしまう
  6. 意気消沈してキャベツくんを食べるのを諦めるブタヤマさん
  7. そんなブタヤマさんを気の毒に思って、道の先にあるレストランで御馳走することを提案するキャベツくん

 

概ね、こんな感じの流れです。

 

 

ブタヤマさんは発想の転換をすれば良かったのでは?

あらすじで書いた通りとてもシュールなお話なので、正直ツッコミどころ満載の絵本ではあります。

 

ただ、僕が一番気になったのはこの点。

 

「ブタヤマさんはキャベツくんを直接食べるのではなく、キャベツくんを他の動物に食べさせて、キャベツ化した動物を食べれば良かったのでは?」

 

一番良いのはクジラですね。ブタヤマさんもキャベツ化したクジラをみて、「こんな大きなキャベツを食べられたらいいなぁ」みたいに言ってましたし、一番食べごたえがありますね。 これでブタヤマさんは満腹になるし、万事解決じゃないですか?(ブタヤマさん的には)

 

ブタヤマさんはキャベツ化した動物の衝撃イメージを次々と見せられてショックを受け、そこまで考えが至らなかったんでしょうか?

 

もしくは、リスクを避けたんですかね。

 

キャベツくんを食べるとキャベツになる。それが仮に真実だとして、では「キャベツ化した動物を食べるとどうなる?」ってのは本編では語られていない未知のパターンですからね。そんな危険を冒す気になれなかった、というのは十分ありうるかも。

 

 

どちらにせよ、最終的にはキャベツくんにレストランで御馳走してもらえるので、ブタヤマさん的にはハッピーエンド。リスクを冒さなくて正解だったと言えますね。

 

「この世界ってレストランとか普通にある世界だったのか。最初からそこに行けよ」

と心の中でツッコんだのは僕だけではないはずです(笑) 

 

 

 

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