- 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場する勇者の家庭教師アバン
- 「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ」に登場する主人公の父親オルテガ
この2人は一見関連性のないキャラクターに見えますが、意外に共通点が多いんじゃないかと思ったので記事にしてみました。
かつての勇者
アバンは作中時間で15年前に魔王ハドラーを倒した勇者。
オルテガは魔王バラモス討伐の旅に出て消息を絶ったアリアハンの勇者。
2人とも元・勇者である、という点が1つ目の共通点です。
大魔王の側近に敗れる
アバンは弟子たちを守るために、元魔王にして大魔王バーンから魔王軍の全権を委任されている魔軍司令ハドラーとの戦いで敗れます。
オルテガは大魔王ゾーマの居城に単身乗り込み、あと一歩のところで幹部モンスターのキングヒドラに敗れ去ります。
大魔王の側近に敗れる、という点が第2の共通点です。
MPの無駄使い
そして第3の共通点が「2人ともMPの無駄使いをする」という点です。というか、これを主張したくてこの記事を書いたようなもんです。
オルテガのMPの無駄使いっぷりはドラクエファンにとって有名な話かもしれません。通常攻撃と大差ないバギクロスやライデインを使ってしまって肝心のベホマを使うMPが足りなりキングヒドラに惜敗するという、全プレイヤーに「なんでやねん!」とツッコミをさせていた男です。
もう少しMPを効率的に使えば(具体的には、MPをベホマ専用にして打撃メインで戦えば)、オルテガはかなり強いんですけどね...
「オルテガはそうかもしれないけど、アバンはMPの無駄使いなんてしてないんじゃない?」
と思う人もいるかもしれませんが、実はアバンも何気にMPの無駄使いをやってます。
アバンが魔軍司令ハドラーに敗れた原因の1つに、
「直前の修行でドラゴラムを使ったためにMPが残り少なくなっていた」
という点が挙げられますが、残された貴重なMPをアバンは火炎・高熱耐性のあるハドラーにベギラマを使うという形で浪費しています。
アバンはかつて魔王であったハドラーと戦っているので、ハドラーが火炎・高熱に対して耐性があったことは重々承知のはず。現に、カール王国の対ハドラー初戦ではメラゾーマがほとんど効きませんでした。
にもかかわらず、効果の薄いベギラマを使ってしまった、というのはアバンにとっては失策と言えます。まあ、仮にベギラマ分のMPを温存したとしてもアバンには勝機は薄かったかもしれませんが、もう少し善戦できたんじゃないかな、と。