「地方自治法施行60周年記念硬貨」って知ってますか?
地方自治法施行60周年を記念して2008年から2016年まで8年間かけて発行された、47都道府県をモチーフにした1000円銀貨と500円バイカラー・クラッド貨の記念硬貨シリーズです。
アメリカ合衆国の50州25セント硬貨シリーズとほぼ同じ企画ですね。
今回の記事では、地方自治法施行60周年記念硬貨シリーズを完全収集すると総額いくらかかるのか、計算してみました。
ただし、1000円銀貨はAセット(銀貨単体セット)、500円バイカラー・クラッド貨は通常版(金融機関引き換え)の市場価格を元に計算します。
※価格参照元: 日本貨幣カタログ(2019年版)
1000円銀貨をコンプリートするといくらかかる?
1000円銀貨は元々造幣局から販売されたときの価格が6000円(税抜き、銀貨単体セット)と高価なため、47都道府県コンプリートしようと思うと、なかなか値が張ります。
市場価格は1枚あたり概ね10,000円~14,000円ほどですが、
- 北海道1000円銀貨:28,000円
- 高知県1000円銀貨:23,000円
- 静岡県1000円銀貨:20,000円
- 東京都1000円銀貨:30,000円
など、人気の高い銘柄は価格が高騰しています。
全て集めると、総額
564,000円
になります。
中古の軽自動車が買えてしまいそうなお値段ですね・・・なかなかこれは収集のハードルが高いです。
とはいえ、すべて収集するとかなり見栄えがするコレクションになるのも事実。財力に余裕のある人は大人買いしてみてはいかがでしょうか?
500円バイカラー・クラッド貨をコンプリートするといくらかかる?
地方自治法施行60周年記念の500円硬貨は「バイカラー・クラッド貨幣」と言って、2種類の異なる金属を組み合わせる「バイカラー」技術と、異なる種類の金属板で挟み込む「クラッド」技術を組み合わせた貨幣となっています。
未使用品の市場価格は1枚当たり1500円前後ですが、
- 北海道500円バイカラー・クラッド貨:3,000円
- 島根県500円バイカラー・クラッド貨:2,500円
- 高知県500円バイカラー・クラッド貨:4,000円
など、若干のプレミアム価値がついている銘柄もあります。
すべて集めると、総額
66,800円
になります。1000円銀貨に比べると予算的には易しいですね。
好きな都道府県の硬貨だけピンポイントで集めるのもあり
ここまでは完全収集を前提にした話をしてきましたが、コンプリートにこだわらずに出身県や好きな都道府県の記念硬貨のみをピンポイントでゲットするのももちろん有りです。
僕は岐阜県の人間なので、岐阜県+よく遊びに行く近隣県の500円バイカラー・クラッド貨を所有しています。
コインコレクションの方法には決められたルールがあるわけではないので、完全収集を目指すも良し、欲しいコインのみをピンポイントで狙い撃つも良し、です。
今回紹介した「地方自治法施行60周年記念貨幣」はAmazonや楽天内のコイン商で購入可能です。おすすめのコイン商については下記記事でまとめていますので、参考にしてください。