「ハイパーインフレ」
と聞くと、どの国を思い浮かべるでしょうか?
日本では第二次世界大戦後に慢性的な物資不足でハイパーインフレに見舞われました。
第一次世界大戦後のドイツでも同様にハイパーインフレに陥り、
「コーヒー飲むためにトランク一杯分のお金を持ってカフェに入ったら、カフェを出るころにはトランク二杯分に値上がりしていた」
なんて小話もあります。
最近の例で言うと、ジンバブエのハイパーインフレが印象深い人も多いんじゃないでしょうか。
そんなジンバブエのハイパーインフレを象徴する100兆ジンバブエドル紙幣がこちらになります(現在は流通していません)
「0」が14個並ぶお札
現在世界的な流れとして、高額紙幣は廃止傾向にあります。現金大国と言われる日本でも、最高額紙幣の1万円札は0が4つです。
そんな中、100兆ジンバブエドル紙幣の「0」の存在感は圧倒的です。
0の数だけ見てると、なんか自分がすごいお金持ちになったような気になりますw
コレクション市場で価値高騰中
この紙幣は5~6年前に行きつけのコイン商で、
「なんとなくお金持ち気分を味わえるし、面白そうだから買ってみよう」
的な軽いノリで、1000円くらいで購入しました(値段や時期はうろ覚え)。
最近ふと気になってこの紙幣の現在の価格を調べてみたら、なんと軒並み1万円以上で売られていました!(2019年6月時点)
正規ルートで流通しなくなったことにより、レア度が高まったということですかね。日本人はこういう洒落的なアイテム好みそうだし、余計人気高いのかもしれません。
昔は友人に対して、
「お金持ち気分味わえるから買ってみると面白いよ、1000円程度だし」
なんて言って勧めてましたが、さすがにここまで値上がりすると気軽におすすめできるアイテムでは無くなってしまいましたw
元の価値は50円~100円程度で小銭として使われていた紙幣なんですが、正規流通終了してから東洋の島国で価値が高騰するとは、なんとも皮肉な話です。