国民的名作「クレヨンしんちゃん」に登場する父親の野原ひろし。妻のみさえには頭が上がらず、子ども達には振り回され、一見ただの冴えない父親に見えますが、ところがどっこい。商社で営業係長を勤めるほどのバリバリのサラリーマンにして、一戸建て(32年ローン)を構えて家族4人+ペット1匹のリーダーたる「大黒柱」。
そんな意外な(?)高スペック男・野原ひろしの名言集を買いました。
第1章「家族」
野原ひろしの名言「家族」章より一部引用
「俺は家族と一緒に未来を生きる!」
「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか!?」
「よせ!俺の家族には指一本触れさせないぞ!」
「家に・・・帰る。あそこは俺たち家族の家だ」
普段はみさえの尻に敷かれたり子ども達に良いように弄ばれたりされてるように見えなくも無いひろしですが、ここぞというときの家族への熱い思いは一級品です。映画になるとジャイアンが良いヤツになるように、ひろしも映画になると途端に格好良くなりますよね・・・w
第2章「サラリーマン」
野原ひろしの名言「サラリーマン」章より一部引用
「営業で歩き回っているこの足をなめてもらっちゃ困るぜ!」
「仕事ってのはラクじゃないけど楽しいこともあるんだ」
「サラリーマンは出張のとき心に翼をつけて飛ぶのさ」
「バーロー!女房が怖くてサラリーマンやってられっか!」
みさえからは給料の低さをちくちく言われる場面もありますが(充分高そうに見えるけどなぁ・・・)、ひろしは今日も会社に行く!愛する家族を養うために!!
ここ最近の風潮として自由な生きかたが賛美されて、フリーランスやノマドといった働き方が注目されがちですが、いやいやどうして、サラリーマンという生きかただって捨てたもんじゃありません!家族のために必死で働く姿はそれだけでも十分に美しい!
第3章「父と子」
野原ひろしの名言「父と子」章より一部引用
「ま、父ちゃんに言わせりゃ、自分ひとりでデカくなった気でいるヤツは、デカくなる資格が無い!」
「そうだ!子どもが俺達の戦うエネルギーだろ!」
「みさえ・・・今、俺達の息子が少し大人になったところだ」
「おまえが生まれてから退屈はしてねぇよ」
子どもがいると、それだけで何気ない日常にも活力が生まれるというもの。かくいう僕も独身の頃は子どもなんて好きじゃなかったけど、いざ自分の子どもが生まれてからは、もう本当可愛くて可愛くて仕方が無い。こんな可愛い子が世の中にいてもいいのかという感じです。
そりゃ子育ては楽しいことばかりではないですが、大変さの中にも充実感があります。野原ひろしの名言を借りますと、 「子どもが生まれてからは退屈したことが無い」。
第4章「夫婦」
野原ひろしの名言「夫婦」章より一部引用
「平和な家族生活を営むための心得・・・刃物を持っている妻を怒らせてはいけない」
「ありがとう、みさえ。愛しているよ。おまえは世界一の女房だ!」
「へっ、みさえのビンタに比べたら全然効かないぜ!」
ウマの合う人と結婚すると、本当毎日が楽しい。堅苦しい言い方をすると「価値観が合う」ってことですけど、これって結婚生活が上手くいくための基本条件ですね。ひろしとみさえも何だかんだ言って気のあうおしどり夫婦。
そりゃたまにはケンカすることもあるけれど、仕方ないよね、人間だもの。僕はケンカ状態を翌日に持ち越すことが嫌いなので、ケンカしてもとっとと僕から謝って終わらせてしまいます。
そんなときは心の中で銀河英雄伝説のアレックス・キャゼルヌの名言を思い出して自分を慰めるのです。
「父さんはな、負けたんじゃないぞ?こうやって女房に花を持たせてあげることが家族平和の秘訣なんだ」
第5章「男の生き様」
野原ひろしの名言「男の生き様」章より一部引用
「しんのすけ。大きいとか小さいとかそーゆーことで男の価値は決まるもんじゃないんだ。大切なのは心だよ」
「春日部住人、野原一家、義によって助太刀いたす!いざ!」
「男に二言はない!何度言ったらわかる・・・男に二言はないのだ」
「男は細かいことを言わないものだ」
あるときはサラリーマン、あるときは父親。しかし野原ひろしはサラリーマンや父親である前に、1人の男。普段は頼りなさげに見えても決めるときは決めてくれます。それでこそ男・野原ひろし!
多少発言に矛盾があっても、男は細かいことを言わないものです。
第6章「幸せ」
野原ひろしの名言「幸せ」章より一部引用
「その日の気分で食べ方を変えれば、新しい魅力に気がつくこともある。たかが納豆、されど納豆。奥が深いぜ・・・うん、うまい。」
「俺は我が家の庭に季節の花が咲いているっていうささやかな幸せを実現したいわけ」
「普通の会社員は普通の家庭をつくって、普通の幸せな人生を送るんだ!」
人生いろいろ、幸せの形もいろいろ。他人からみたら取るに足らないようなものでも、大切なのは自分自身が幸せを感じることが出来るかどうかですね。野原ひろしはそのあたりのことよくわかってて、日常の些細なことに幸せの欠片を見つけることのできるダンディなオジサマです。幸せの青い鳥はごくごく身近にいるのですよ。
第7章「人生」
野原ひろしの名言「人生」章より一部引用
「それでいいのか?おまえ夢を捨てるのか?」
「人生にはガマンしなければいけないことがたくさんある。これしきのことで音を上げるようじゃ世間の荒波は乗り越えられないぜ」
「単純に生きるほうが難しいんだ」
「有給休暇取る!ちょっと人生について考えたい!」
満員電車に悩まされようが、会社で上司に叱られようが、嫁さんに怒鳴られようが、子どもが言うこと聞かなかろうが、それでも野原ひろしは今日も強く生きていく。人生とは耐え忍ぶことと見つけたり!
野原ひろしはかっこいい
こうして改めて野原ひろしの名言を読んでみると、漫画・アニメキャラクターでこれほどまで格好良い父親もなかなかいないんじゃないかなと思います。家族モノや日常モノの漫画って父親の影が薄い作品が多い気がしますが、その中にあって野原ひろしは燦然と輝く一番星です。これからも人間味溢れる名言をどんどん生み出して言って欲しいものです。
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