全国3139万組*1の夫婦の皆さん、夫婦のルールブックってどうやって決めていますか?
かまいたち濱家さんの名言
これに関して、人気お笑いコンビ・かまいたち濱家さんの名言があります。
ある後輩が結婚した際、「どうやって(夫婦の)ルールブックを築いていったらいいんですか?」と質問してきた。それに濱家は「ルールブックは築くんじゃなくて、向こうが書いたルールブックを私が読ませてもらっている」と回答したそう。
濱家さんは仕事で家を空けることが多いので、この発言の意図としては、
「家の中をメインで回してくれている奥さんを全面的に信頼して一任するほうが良い」
ということかなと思います。
一理あるとは思いますし、濱家さんの家庭ではこの方法で上手く回っているのかもしれませんが、僕はこの考え方はリスクがあると思ってます。
小さな不満の芽が出てきたときがまずい
「ルール作りはパートナーにおまかせ、自分はそのルールを遵守させていただきます!」
一見パートナーをを尊重する立派な態度に見えなくもないですが、これって言葉は悪いですが夫婦のルール作りから逃げているだけとも言えます。
結婚ホヤホヤの新婚時代はこれで上手く回っていくかもしれません。しかし、結婚生活5年10年と積み重なっていくと、どれだけ仲の良い夫婦であってもお互い多少の不満の芽は出てくることでしょう。自分がルールを守ってないことを相手から咎められたり、逆に相手のルール違反が気になったりして、ルール自体に疑問が湧いたりもするでしょう。
そんなとき、自分がルール作りに参加していれば「まあでも、自分も参加して決めたルールだしな」と納得感もあろうというもの。
しかし、パートナー側に全面的にルール作りをゆだねてしまっていると、いざ不満が出てきたときに「押し付けられたルールで自分が苦労させられている」というネガティブな考えになりかねません。
だからといって、
「このルールちょっと問題があるよね。」
と指摘しても、相手からすれば
「はぁ?ルール作りこっちに丸投げしておいていまさら?」
という感情的な対立に発展しかねません。
ルール作りに不参加を決め込むのは有権者なのに選挙権を放棄するようなものです。たとえ面倒でも最初にきっちり話し合うべきです。話し合った結果パートナーの意見を全面的にルールに採用したことになったとしても、それはそれでいいんです。大事なのは「自分もルール作りの話し合いに参加する」ということ。
夫婦間のルール作りをパートナーに丸投げしている人は、今からでもきちっと話し合っておいたほうが良いでしょうね。
*1:2024年9月時点