こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。
「通勤電車のサラリーマンは死んだ魚のような目をしている。あんな風にはなりたくない。」
という意見をしばしば目にします。
学生さん、フリーランスの人、などなど、属性はいろいろあるでしょうが、とりわけ上記のようなことを言う人に多いのは「サラリーマンに対し何かしらのネガティブな感情を抱いている人」というところですかね。
本当に通勤電車のサラリーマンって死んだ魚のような目をしてるんでしょうか?
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そもそも電車内で「死んだ魚のような目をしたサラリーマン」ってあんま見かけないんですが・・・
なんていうか、この手の話でいつも違和感を感じるのはこれ。電車内でそんなサラリーマンを見かけたことってほとんどないんですが。
通勤電車内のサラリーマンなんて、たいてい、
- スマホでゲームしてる
- スマホでネットニュース読んでる
- 本を読んでいる
- 寝てる
このあたりで9割以上占めるんじゃ無いでしょうか?
スマホでゲーム中に死んだ魚の目なんてしてる暇は無いでしょう。ゲームに集中していないと負けてしまいます。
ネットニュース見てるときは、ニュースの内容について何かしら考えていることでしょう。いったいどういうニュースに触れたら「死んだ魚のような目」になるか、僕ごときの乏しい想像力ではわかりません。本も同様。
寝てるときは目つぶってるでしょうから、論外。目開けたまま寝る人は知らん。
電車内では結構忙しい
自分のケースで考えてみると・・・
出勤途中。
ブログのネタ考えて、我ながら良いネタ考えたとニヤニヤしたり(これもどうかと思うが)、
人のブログ読んで、あまりのリア充ぶりに嫉妬の炎にメラメラ燃えたり(これもどうかと以下略)、
ネットニュース読んで、なんだこの事件はケシカランと安上がりな義憤を燃やしたり(これも以下略)、
ふむ・・・死んだ魚の目とかいう芸をしている暇などまったくない。
では帰宅途中はどうか。
子どもたちまだ起きてるかな、起きてたら一緒に遊んだり抱っこしたり寝かしつけたりして点数上げて「パパ大好き!」って言ってもらうんだ、ふふふ・・・という妄想に忙しい。
死んだ魚の目とか(以下略)
では、「死んだ魚の目」とやらはどこから出てきたのか?
こうして振り返ってみると、サラリーマン嫌いな人たちが口をそろえて証言する「死んだ魚の目をしたサラリーマン」というものが全然登場しない。しかし、彼らが嘘をついているとも思えない。いったいこの目撃証言の真実はどこに・・・?
そこまで考えたとき、ふと、銀河英雄伝説という作品のセリフが脳裏に浮かびました。
「見るもののレンズが歪んでいれば、写る像もおのずと歪んでしまう。」
サラリーマンなんてつまらなさそう。
サラリーマンなんてなりたくない。
そういった目でサラリーマンを捉えている。そして非サラリーマンの人が一番多くサラリーマンと接するのが通勤電車内。
自分が忌避している、なりたくないと考えている存在だからこそ、そのサラリーマンは非常につまらない目をしているに違いない、そう感じるのでしょう。
いやまあ、実際会社の仕事はつまらないと僕も感じていますが、だからこそ通勤電車内くらいは好き勝手やって気分転換するのですよ。本当に目が死ぬのは職場についてから・・・あくまで僕個人は、ですがね。
今回はこのあたりで。