先行き不透明な時代の安全資産として金貨購入を考えている人に向けて、金貨を金地金価格より安く買う方法を書きました。
少し運任せの部分もありますが、再現性はそこそこ高い方法だと思います。
※本記事は必ず儲かる方法を提示しているわけでは無く、金価格が今後どう動くかもわかりません。金貨購入は自己責任でお願いします。
基本は貴金属商だけど、貴金属商で買うと相場通りの値段
何処で金貨を買えば良いかと考えた時に、多くの人が思い浮かべるのが貴金属商だと思います。
例えば、
あたりが有名ですね。
貴金属商から金貨を買うのは王道な方法ですし、無難です。でもそれだと当日の金相場でしか買うことができません。金貨の場合は金価格に若干のプレミアムが乗るので、実際は金相場よりやや高めの購入価格になります。
少しでもお得に金貨を購入するには、ちょっとトリッキーですが、貴金属商ではなくコイン商で買うという方法があります。
コイン商の価格修正前を狙う
コイン商とはその名の通りコインを専門に扱う業者です。業者ごとに得意ジャンルが異なりますが、
- 明治以前の大判小判
- 明治~昭和初期の近代金貨・銀貨
- 海外のアンティークコイン
- 古代コイン
などを取り扱っています。
骨董的価値のあるコインだけではなく、近代以降の金貨を取り扱っている場合も多く、中にはほぼ地金価値相当の価格の金貨が売られているときがあります。狙い目はそういう金貨です。
おすすめなのが、金相場が急激に上昇しているようなタイミングを狙うことです。数か月の間に金が10%くらい高くなるような場面を想定してください。
貴金属商で売られている金貨は金相場がリアルタイムで価格に反映されますが、コイン商の金貨は価格更新が遅れることがあります。想像になりますが、多くのコイン商は何百年も前に発行されたアンティークコインが主流商品であるため、非主流の地金価値相当の金貨の価格更新にはあまり力を入れていないのではないかと思われます。
そのため、金相場よりも数%ほど安く買えるチャンスが巡ってくるというわけです。
決して安い買い物ではないので、金貨の購入先コイン商は信頼のおける業者を選ぶことが大事です。
信頼できるコイン商かどうかは、
- 日本貨幣商協同組合に加盟している
- 長年の営業実績がある
などを目安にすると良いかと思います。
おすすめのコイン商をいくつか列挙しておきます。
実例
金相場より安く金貨を買えた実例を1つ挙げておきます。
上の金貨は某コイン商で僕が16万5000円で購入したポルトガルの10000レイス金貨です。量目17.74グラム、金品位は0.917なので、金の純分は約16.27グラムです。
ということは、金1グラムあたり約10,142円で買えたことになります。購入当日の金相場は1グラム11,400円ほどだったため、1グラムあたり1000円以上安く買えました。
こういうチャンスはそんなに多いわけでは無いですが、コイン商の商品ラインナップを眺めているとたまに見つけることができます。お得に金貨をゲットしたい人は試してみてはいかがでしょうか?