GWも残り少なくなってきました。せっかく仕事のことを忘れて快適に過ごしているのに、突然会社や上司から仕事がらみの電話がかかってきたりしたら、気分は一気にどん底です。
幸せな休日をぶち壊す「会社からの連絡」
Twitterのタイムラインにこんなつぶやきが流れてきました。
もう少し早くアップして欲しかったなぁ…って思う。 / “休日に上司から届く業務連絡LINEが鬱陶しい、時には私的な内容も…法的問題は? - 弁護士ドットコム” https://t.co/w8cT5FNG9G
— 鈴木 貴重 (@tasu_gbbp) 2017年5月6日
「休日に上司から届く業務連絡、法的な問題は無いの?」との記事について、鈴木さんが言及したツイートです。
実際のところはケースバイケースとのことで、事前に理論武装しておきたいところです。連休前にこの記事をアップして欲しかったとの鈴木さんのボヤキ*1もごもっとも。
休暇中に連絡するのであれば、最低限この2つは要求したい
僕は基本的には、よほどの緊急連絡(災害時とか)以外は、ほとんどアウトだと思うんですよね。休暇中に仕事がらみの連絡をしてよいとしたら、最低限下記2つは満たして欲しいところ。
- 事前に会社から連絡に備えておくようにとの通達があること
- 待機用の手当てが出ること
サラリーマンになりたての若手時代、当時のプロジェクトの都合で、「当日出勤になるかどうかは、当日朝の連絡が来るまでわからない」という状態に置かれていたことがありまして。これがまた地味に辛い。休日前の夜って至高の時間じゃないですか?それなのにその時間を「ひょっとしたら明日出勤になるかも?」と思いながら過ごさなくてはいけないなんて、苦痛以外の何物でもありません。
上記例はまだ事前にそういう心構えができていたからマシなほうです。もし休暇中に会社から連絡があるかもしれないのなら、その旨事前に知らせておいて欲しいものです。
もう1点、会社から連絡があるかもしれないのなら、その待機のための手当てをもらわないと割に合いません。常に通信端末を保持しておく必要がありますし、そのための心の準備も必要です。場合によっては何かしらの資料を携帯しておくことが必要なこともあるでしょう。
こんなのもう準仕事のようなものですよね?仮に、実際に連絡が無かったとしてもね。こちとら慈善事業で会社に尽くしているわけではありませんので、見合った手当てをもらわないことにはやってられません。
従業員に無断・無給で負荷をかけることは許されない
ただ、実際には上記2つの要件が守られないまま会社から当たり前のようにいきなり連絡が飛んでくる、という職場も多いことと思われます。ありえないですよね。
どのくらいありえないかといえば、従業員側に置き換えて考えると、何かしらの緊急事態が発生したわけでもないのに無断欠勤をいきなりした挙句、有休残も無いのにその日の労働手当てを要求するようなものですよ。
こんなことした日にゃあ、「社会人としての自覚が足りない」とがっつり説教食らいそうなものですが(説教だけですめば可愛いもんかも)、これを会社側は割りと平気でやっちゃったりするんですよね。従業員に「社会人として~」などとご高説を垂れるならば、そういう会社はまずは「社会の公器」としての自覚を持って欲しいものです。
*1:鈴木さんのケースではGWではなくお盆休みの出来事だったらしいですが、現在進行形で苦しんでいる人を慮ってのツイートとのことです