こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。
まだ僕が20代半ばの若かりし頃、何故か無性に一人旅に憧れた時期がありまして、静岡県の伊豆半島まで電車で一人旅をしました。ちょうど10年前のお盆休みのときです。
風の吹くまま、気の向くまま・・・とは、ならず
青春18切符を使って岐阜を発ち、鈍行列車に揺られながら熱海へ。
熱海で一泊した後、熱海から踊り子号に乗って、下田へ。
下田港からフェリーに乗って清水港へ。再び鈍行で岐阜へ帰還。
概ねこんな感じだったと思いますが、なにぶん10年前のことなので記憶も曖昧。一人旅というと、ルートも予定もすべて自分で決められるので、その場のノリにまかせて気ままな旅を・・・ってのが醍醐味かと思います。しかし、僕は超がつくほどの方向音痴なのできっちり予定を決めて動かないと、二度と岐阜に帰れないかもしれないので、下調べはばっちりして行きました。
沼津駅で途中下車して、千本浜公園を見物しました。
喫茶店のマスターと政治談議に花を咲かせた・・・というほどでもないですが、話をしました
旅の醍醐味と言えば、見知らぬ人との何気ない会話。
途中立ち寄った喫茶店のマスターと「郵政民営化」の是非についてちょっとお話しました。10年前の2005年と言えば、郵政選挙真っ盛りの夏でした。
とはいえ、当時は(今もですが)さほど政治に詳しいわけではなかったので、当たり障りの無い受け答えをしていた気がします。
マスターももう少し、政治の分かるインテリ顔をした客に話を降って欲しいものです。顔をみれば僕が政治に詳しい人間かどうかなんてわかりそうなもんですよ、まったく・・・
限界を感じました
伊豆の海です。
母なる海の波の音に耳を澄ませながら、ひとりで佇んでいると・・・何か感じるものがあります。
そう、
ヒマですね。
ふと見れば、周りは家族連れやカップルばかり。僕はこんなところでひとりで何をしているんだ・・・
当時は彼女もいなかったので、友人に電話しました。
KEN「あ、俺だけど、いま何やってる?」
友「んー?高校野球をテレビで観てるけど?お前こそどうしたの?『一人旅に出るんだ(キリッ』って意気揚々と出かけていかなかったっけ?」
KEN「あー・・・うん。いま一人旅の真っ最中だけどさ。あまりに暇なのと寂しかったのとで、とりあえずお前に電話してみた。なんか話そうよ。」
友「・・・」
独り寂しく帰路に着く
世の中には向き不向きといいますか、一人旅にも向く人向かない人がいるようです。僕はやっぱりみんなでワイワイ旅行するのが好きですね。
清水港へ向かうフェリーの中でそんなことをしみじみと思いました。
この旅は愛機のNIKON 1 J2ではなく、パナソニックの高級コンデジ「DMC-LC5」で撮影しました。下手なりに意外にまともに取れたような気がしなくもないです。
ちなみにこのカメラはカメラコレクターの友人に昼食代1回分と引き換えに譲渡しました。
今回はこのあたりで。