こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。
世間には、世渡りの上手い人、下手な人っていますよね。僕はもちろん後者ですが。今回はちびまる子ちゃんの登場人物「永沢君」から世渡りの秘訣を学ぼうと思います。
永沢君は実はリア充?
永沢君ってなんだかんだで上手に生きていると思うんですよ。本当ならもっとみんなに嫌われていてもおかしくない性格なのに、小学校でも中学校でも常に数人の友達がおり、その中でのリーダー的存在です。しかも中学時代には、クラスでも屈指の美少女・城ヶ崎姫子さんから想いを寄せられるというウラヤマ死刑ぶりを発揮します。
ちなみに永沢君の中学校時代の話はイッキコミックスの「永沢君」に描かれています。さくらももこ先生の本領発揮といいますか、ブラックユーモアたっぷりの作品に仕上がっています。
藤木くんをスケープゴートにすることにより、自身への批判を回避
永沢君のお決まりのセリフといえば、
「藤木君・・・君は卑怯だな」
ですが、
「いやいや、おまえのほうがずっと卑怯じゃね?」
と日曜夜のテレビの前でツッコミを入れている人も多いんじゃないでしょうか?
そうなんですよね。客観的に見てると藤木君ってそこまで卑怯者でもないと思うんですよ。永沢君はいつも自分と一緒にいる藤木くんをあえて貶めることにより、永沢君自身の卑怯さ、陰湿さに対する隠れ蓑にしているフシがあります。
まるで、あえて自分より可愛くない友人と一緒に行動することにより、自分の可愛さを引き立てているやり手の女子のようです。永沢君、女子力ありますね。
伝家の宝刀「火事のトラウマ」
いくら藤木君を盾代わりしたとて、永沢くんのネガティブ部分は全て覆い隠せるものでもありません。永沢君はクラスメートとしばしば衝突します。そんなときの永沢君の伝家の宝刀は「火事のトラウマ」です。
小学校時代に火事で自分の家が全焼するなど、相当ショッキングな出来事です。クラスメートにもかなりの衝撃を与えました。そんな話を聞かされては、対立相手は引き下がるしかありません。「藤木君」という盾だけでなく、「火事のトラウマ」という矛も持っているなんて、そりゃ永沢君は強いわけですよ。
謎の自信に裏付けられるカリスマ性
さらに、永沢君を永沢君たらしめるのは、根拠不明の謎の自信です。
中学時代の永沢&藤木コンビ。
「もしも城ヶ崎さんと付き合えたら・・・」
と、思春期特有の鼻息の荒さで妄想を膨らませる藤木君に対し、言うに事欠いてあのタマネギ頭はこう言い放ちます。
「僕は嫌だな、城ヶ崎さんなんて。もっと美人がいいんだ。」
何様のつもりでしょうか?
しかしこの自己愛溢れる性格が、藤木君や城ヶ崎さんを惹き付けているのかもしれません。自信のない男よりも自信満々の男のほうが魅力的に映りますしね。
どうせ僕ら意識低い系は、逆立ちしたって大野君や杉山君にはなれないのです。僕らが目指すべきは永沢君のような生き方かもしれません。
ただし、周りから総スカンくらっても、当ブログは責任取れませんので、あしからずご了承ください。
今回はこのあたりで。