意識低い系ドットコム

漫画の感想、IT業界のよもやま話、古銭収集など、雑多な話題を意識低くお届けします

映画「聲の形」の日本語字幕付上映について

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

映画「聲の形」の字幕付の上映がもうすぐ始まります。

 

koenokatachi-movie.com

この度、映画『聲の形』の日本語字幕付上映を行うことが決定しました。
公開2週目となる9/24(土)~9/30(金)の期間、
全劇場にて1日1回、日本語字幕付上映を実施致します。
9月30日以降の字幕上映に関しては、決定し次第お知らせ致します。

「聲の形」は必ずしも聴覚障害をテーマの中心に据えているわけではありませんが、物語を構成する上で重要な要素であることは確かです。聴覚に障害を持った方も含め、今回の映画を少しでも多くの人に幅広く楽しんでもらうために、字幕付上映は重要ですね。

 

今回の字幕上映について、こんなツイートがTLに流れてきました。

 

アメリカでは、放送側だけでなく、受信するテレビ側にも字幕用デコーダをつけることが義務付けられているようですね。

情報のユニバーサルデザインの歴史:アメリカ | 株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)

アメリカの字幕放送が正式にスタートしたのは1973年です。当時はごく一部の番組に限られた放送であり、すべての番組に字幕がついていたわけではありま せん。しかしその後次第に字幕放送は広がり、2006年にはほとんどすべての放送に字幕をつけることが義務付けられるようになりました。こうした字幕放送 の発展には、聴覚障害者団体の草の根活動、企業側の技術開発、関連する法律などが影響を与えています。字幕に関する法律としては1990年にADAと時を 同じくして成立したテレビデコーダ回路法があります。これは米国内で販売される13インチ以上 のテレビには字幕デコーダを内蔵することを義務付けた法律です。コンテンツと機器の双方がユニバーサルデザインになったことで、追加コストのかからない情 報保障が可能になったのです。こうした動きの中で、字幕は聴覚障害者に限定しない広い市場に向けたサービスとして定着していきました。

 

また、今回手話に興味を持って少し調べてみたのですが、「手話」にはいくつかの種類があるらしく、関係者の間でも見解がわかれているようです。

 

手話 - Wikipedia

日本の手話[編集]
日本では、ろう者同士、またはろう者と聴者の間で生まれ、広がった日本手話(Japanese Sign Language, JSL)のほか、日本語と手話の語をほぼ一対一に対応させた日本語対応手話(Signed Japanese)、その両者の中間的な表現(中間手話Pidgin Signed Japanese)等が使われているとされるが、実際には日本語対応手話と中間手話の区別は曖昧である。日本手話の文法では、非手指動作(表情や頭部の動き、口型など)が文法的な意味を持つとされるが、すべての文法が非手指動作で表現されるわけではなく、未だ研究途上にある。日本語対応手話は、語順が日本語のため、日本手話のような非手指動作はほとんど使われないとする意見もあるが、名詞の多くが手指表現+口型で意味が確定されることも多く、日本語の活用語尾の多くが口型で示されることが多い。言語学的な観点でみると両者は異なるが、実際の運用面では両者がある程度混在している。

 

普段生活していると、なかなかこういう情報って耳に入ってきません。あるいは情報としては入ってきても、頭に定着しなかったり。

「聲の形」の映画化によって、ろう者の方や手話などへの関心が高まるかと思われます。例えそれがアニメや漫画の流行による一時的なものであったとしても、興味関心を持つきっかけの一つとなればいいですね。僕も妻の手話のテキストを借りて(うちの妻は昔、医療福祉系の仕事をしていたため、ある程度手話が出来ます)、簡単なところだけでも勉強してみようと思います。

 

【2016.10.01 追記】
公開3週目の10/1(土)~10/7(金)も引き続き字幕上映をするようですね。評判良かったのかな。

 

関連記事