自国第一主義を掲げたトランプ氏が大統領に就任して早1ヶ月余り。選挙運動中の過激な発言に比べると多少クールダウンしている感はありますが、どうやら自国第一主義を曲げる気はなさそうなご様子。
実際にトランプ大統領の理念が現実のものとなるかどうかは今後の成り行き次第ですが、備えだけはしておいたほうが賢明かもしれません。我が家では現在サテライト資産*1を少しずつアメリカ株にシフト中です。ちなみに、コア資産は世界経済インデックスファンドで愚直に積立中。
自分自身の備忘録を兼ねて、今年の資産運用の方針を書き綴ってみます。
日本株を順次利益確定していく
現在我が家のサテライト資産の8割くらいを日本株が占めています(残りの2割は先進国、新興国、フロンティア諸国の株)。
安倍首相のアベノミクスに期待していたからこそのポートフォリオではありますが、アベノミクスは肝心の第三の矢である成長戦略がどうにも不発気味。昨年末に日本にカジノを作るためのIR法案こそなんとか成立させたものの、その他規制緩和はなかなか進みません。
アベノミクスに完全に失望したと言うわけでもないですが、あまり日本株に偏重するのも危険ですし、幸い利益の出ている銘柄が多いので、少しずつ利益確定していこうと思います。
<利益確定予定の株>
主に、日経平均と連動しやすい大型株
- 三井物産(8031)
- 双日(2768)
- 日本駐車場開発(2353)
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
<引き続きホールド予定の株>
成長性に期待して買ったので引き続き持ち続ける予定
- オンコセラピーサイエンス(4564):ガンの特効薬を研究開発中。株価が冴えないときはYahoo掲示板で「オンコじゃなくてウンコやな」とか言われるけど気にしない。
- アビックス(7836):もし横浜にカジノができる場合、ここが本命株として浮上すると睨んでる
- フィンテック・グローバル(8789):ムーミンテーマパークを開発中
アメリカ株への投資はETFで
アメリカ株は個別に企業業績などを考えて投資するのは難易度も手数料も高い。ふけば飛ぶような零細個人投資家の僕は大人しく米国高配当株ETF(1589)あたりで運用予定です。適度に分散効いてるし、インカムゲイン(この場合は配当金というか分配金)も期待できます。
吉と出るか凶と出るかはわからない
以上の資産シフトを今年1年かけてやっていく予定です。一気に移動させちゃうと高値掴みの危険性があるので、数度に分けて。
正直この日本株からアメリカ株への資産シフトが成功するかどうかはあまり自信の持てないところですが、バブル崩壊以降、超長期のボックス相場を形成している日本株よりも、長期的にみて常に右肩上がりを続けているアメリカ株のほうが、期待値はまだしも大きいのかな、と、
*1:資産全体を守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)に分けて考えるコア・サテライト戦略と呼ばれるもの