ドラゴンボールのお話。
地球人最強候補の一角「クリリン」が僕は好きです。
力では敵わないものの、経験と技でカバー
クリリンが一番輝いてたときって、ナメック星人編じゃないかなと思うんですよ。逆に一番何やってんだお前状態だったのは色に溺れて人造人間停止コントローラを破壊したとき。
ナメック星についた時点でのクリリンの戦闘力は約1500。地球人としては別格の強さですが、海千山千の強者がひしめくナメック星においてはあまりにも役者不足な数値。フリーザ軍雑兵よりは上ですが、ナメック星の農夫の若者達よりもはるかに低い数値。
それでも、ドドリアに奇襲を浴びせてその後の追撃をかわし(間接的にこれがドドリア滅亡のきっかけとなります)、ベジータを出し抜いてドラゴンボールを奪取したり・・・などなど、いぶし銀の働きを見せてくれます。
こういう、「力では及ばないものの、経験と技でカバーする」みたいなキャラ好きです。力(戦闘力)こそすべて!!感のあるドラゴンボールの世界において、こういう立ち回りのできるキャラって貴重です。
ベジータやピッコロといった強者たちも、なんだかんだでクリリンに対しては一目置いている気がします。
クリリンの戦闘力が1万を超えたときの感動
ナメック星の最長老様に潜在能力を解放してもらったクリリン。ベジータに「強い戦闘力!ザーボンか!?」とまで言わしめるほどの実力を身につけてしまいます。実際は「いや、ザーボンよりは戦闘力が劣る」との評価ですが、クリリンが並み居る強敵たちに匹敵はしないものの近い戦闘力を手に入れたことに感動しました。
このときのクリリンの戦闘力は、「1万を超える」程度。1万と言うのはひとつの節目としてわかりやすい数字というのもありますが、あのただの地球人のクリリンがこの数値を叩き出したということが本当にすごいことです。サイヤ人のエリートのナッパさんですら、4000ですからね。
実際クリリンはこの後、ギニュー特戦隊のグルドを(ゴハンと2人がかりとはいえ)焦らせるほどの力を発揮しますし、変身後のフリーザの尻尾を気円斬で切るという大仕事をやってのけます。このとき「太陽拳」&「気円斬」のコンボやってたらフリーザ始末して大金星だったのに!という野暮な突っ込みはおいとくとしても、この活躍っぷりを「ただの地球人」のクリリンがやるというのが読者にある種のカタルシスを感じさせた気がします。
要所要所でこの目立ちよう、しかも最終的に18号と結婚。ドラゴンボールの世界で一番の勝ち組はクリリンなのかもしれません。
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*1:2018年8月時点のデータです