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ハイパーインフレの不安に対するささやかな抵抗として投資用銀貨買いました

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ハイパーインフレという言葉を御存じでしょうか?

お金の価値が急激に下がって、紙くず同然になってしまう現象のことです。

 

第一次世界大戦後のドイツや、最近の例だと2000年代のジンバブエでも発生しました。

 

「そういう話は聞いたことあるけど、さすがに現代日本でそんなこと起きるわけないよね?」

と思うかもしれませんが、最近は絶対に起きないとも言い切れない状態になってきた気がします。

 

コロナ禍、ウクライナ危機に端を欲したエネルギー・食料問題、中国・北朝鮮の脅威...etc

一歩間違ったら、日本の円の価値もどうなるかわかったものではありません。

 

そんなハイパーインフレの不安に対するささやかな抵抗として、先日銀貨を10枚ほど買ってみました。2022年9月現在の銀相場だと約4万円ほどです。

 

ブリタニア銀貨×10

 

 

 

 

 

理想を言えば金貨だけど...

なぜ銀貨購入がハイパーインフレ対策になるかというとこれは結構シンプルな話で、ようするにお金の価値が下がるということは相対的にモノの価値が上がるということ、ならば今のうちに現金を価値のあるモノに変えておけばよいという寸法です。

 

モノに変えると言ってもあまり大きなものは保管場所に困るので、こういうときの王道は貴金属です。世界的に価値が認められている貴金属を保有しておけば、例え日本円が紙くずになっても購買力を維持できるというわけです。

 

理想を言えば金貨を買っちゃいたいところですが、ここ最近の金価格の高騰で1オンス金貨は1枚30万円くらいになるので、1枚4000円程度で購入できる銀貨で妥協しました。

 

 

銀貨ならなんでも良いわけではない

普段コインや金貨・銀貨に興味が無いとピンと来ないかもしれませんが、銀貨と一言でいってもいくつかのタイプがあります。

  • 天皇陛下御即位やオリンピックなどの行事を記念して発行される「記念銀貨」
  • 100年以上前に通常の貨幣として使用されていた「アンティーク銀貨」
  • カナダやオーストリア、イギリスなどの政府が毎年発行している「投資用銀貨」

等々。

 

この内、インフレ対策の純銀保有として一番適しているのは3番目の「投資用銀貨」です。純度99%以上の銀で出来ていて、発行している各国政府がその価値を保証しているため、いざというときの換金に困りません。

 

僕は今回イギリス政府が発行しているブリタニア銀貨と呼ばれるコインを買いました。イギリスを象徴する女神ブリタニアとエリザベス2世女王が刻印された美しい銀貨です。

ブリタニア銀貨

 

投資用銀貨は他にも、

  • アメリカのイーグル銀貨
  • オーストリアのウィーンフィル銀貨
  • カナダのメープル銀貨

などがあります。

 

ちなみに、他に挙げた「記念銀貨」がどうしてインフレ対策に適さないかというと、日本の法定銀貨なので、いざというときに鋳つぶして銀だけを取り出す、ということができないので(これやっちゃうと犯罪になります)、そういう意味では使い勝手が悪いためです。

 

もうひとつの「アンティーク銀貨」のほうはインフレ対策としては悪くないのですが、どんな銀貨を選べば良いのか、価値を落とさないように保管するにはどうすれば良いのか、いろいろ知識が必要になってくるので、若干ハードルが高いです。

 

アンティーク銀貨に興味のある人は、下記記事もあわせてどうぞ。

初心者向け手引書「アンティークコイン超入門 ~最初の一歩~」|KEN|note

 

手軽さで言えばやはり投資用銀貨一択かな、と思います。