こんにちは、意識低い系サラリーマンのKENです。
有名なプロブロガーのイケダハヤトさんが、
「サラリーマンははあちゅう*1のスピード感を見習え」
とおっしゃってました。
しかしまぁ、このスピード感よ。
かっこよすぎる!サラリーマンは見習うべし!こうやって、先行者優位が食いつぶされていくわけですな。
サラリーマンにはスピード感が無い、といいますが、これはまあ確かにそうかもしれません。サラリーマンといってもいろいろありますけどね。
一応意識低い系ながらも「サラリーマン」である僕が、身の程知らずにも少しだけ反論を試みてみます。
サラリーマンにスピード感が無くて、フリーランスにスピード感があるのはむしろ当たり前
「反論を試みてみる」と大口叩きましたが、たしかにイケダハヤトさんの言われていることは間違ってないとは思います。フリーランスに比べてサラリーマンはスピード感が無い、ごもっとも。
でも、それって当然と言えば当然なんですけどね。フリーランスのほうが小回り効いて素早く動ける。サラリーマンは小回り効きにくい代わりに会社の資金や人的リソースを使ってより大きな仕事に関われる。それだけのお話だと思うんですよね。
例えば、冒頭に言及した記事で、イケダハヤトさんとはあちゅうさんは共同でオンラインサロンを開くことを決めたようです。発案から行動開始までわずか数時間。たしかに早い。しかし、アイディアはともかく、プロジェクト自体はとても小さなものです。
これと同じことを一介の企業がやろうと思うと、関係各所への根回しやプロジェクトレビュー、必要書類作成(これは個人的にも無駄なもの多いと思ってるけど)などに追われ、なかなか核心的な作業に移れない。手間ばっかりかかって利益が少ないので、普通の企業では企画段階ではねられそうです。
軽自動車と大型バス
例えるなら、フリーランスは軽自動車。小回り効いて細い道でもスイスイ走れて便利。でも100人の人間をA地点からB地点へ運べ、という要件の場合、何十回も往復する必要があります。
その点、企業勤めのサラリーマンはさしずめ大型バスの運転手といったところでしょうか。大きくて燃費悪くて運転しづらいですが、大勢の人間を一度に運ぶことができる。
特性の違いがあるだけで、どちらが優れていてどちらが劣っているという類のものではありません。
自分に適した働き方を選べばいい
サラリーマンとフリーランスだって、本質的にはこれと同じ。一長一短あるのだから、自分のライフプランに照らし合わせて合ってると思うほうを選択すればいいだけです。
どうもイケダハヤトさんは、無理やりサラリーマンとフリーランスの二項対立に持ち込みたがりますけど、そう単純に比較できるものでもないんですよね。まあ、そういうキャラ作りなのかもしれないので、他人があーだこーだいうのも無粋というものですが。
今回はこのあたりで。
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