事前の予想を覆して米国大統領選挙に勝利したトランプ氏。これにより、米国株式市場はトランプ相場が沸き起こっているようです。
米国:トランプ相場明暗 金融株上昇 アップル株は下落 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20161112/k00/00m/020/097000c次期米大統領ドナルド・トランプ氏の経済政策が、株式市場でひとまず好感をもって受けとめられている。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は10日、約3カ月ぶりに最高値を更新。11日の日経平均株価も2日連続で上昇した。個別の銘柄でみると、トランプ氏の政策の恩恵を受けるかどうかで明暗が分かれる「トランプ相場」の様相を示している。
「トランプ相場」は何故発生したのか?
選挙前は他の国・民族に対し排斥的とも受け取れる政策を示唆していたことで、トランプ氏に対する市場の評価は必ずしも高くありませんでした。
それが選挙に当選して一転、過激な発言が抑えられたために、市場に安心感が広がったのでしょうか?トランプ氏の経済対策への期待とも相まって、金融株を中心に株価が高騰しているようです。米国の経済力の安定は世界経済にとっても決して悪いことではありません。
「トランプ相場」に乗るべきか、乗らざるべきか?
さて、個人投資家としてはこのトランプ相場と言う名のビッグウェーブに乗ったほうがいいのかどうか、悩みどころです。この相場がいつまで続くか、懐疑的な見方も強く、慎重姿勢になっている個人投資家の方も多いのでは無いでしょうか?
日本で数年前に発生した「アベノミクス相場」も、世間からの懐疑的な視線を横目にスルスルと上昇を続けていき、アベノミクス前に比べて株価指数はピーク時で2倍以上になりました。この流れに素直に乗った投資家はかなりの利益を得たことでしょう。
こういう逸話を聞いたことがあります。
第一次世界大戦後、未曾有のハイパーインフレに襲われたドイツ。生真面目なドイツ人は何故これほどまでにインフレになるのか、原因を探ろうとしている間にどんどんインフレは進行してしまい、手がつけられなくなってしまったとか。
対するユダヤ人は、インフレになっても価値が失われにくいゴールドに早急に資産の大半を投入し、危機を逃れたそうです。
時代の大きな変化が起きる節目では、考えすぎずにまずは行動!というのも大事なのかもしれません。
いわずもがなですが、投資は自己責任でお願いします。