週刊少年マガジンで連載中の「川柳少女」が、いままでにありそうでなかったタイプの4コマ漫画でなかなか面白いです。下記サイトで1話目を試し読みできます。
ほのぼの系川柳4コマ漫画
黒髪清楚系ヒロインの雪白七々子は「言葉に出すよりも考えがまとめやすい」という理由で、会話をすべて5・7・5川柳の筆談で行うという、なかなか難儀な特性の持ち主。
その特性は、家族に対してやスポーツ中であっても(バスケでパスをもらう時に5・7・5川柳を速攻で作ったはいいが、紙とペンで両手ふさがっていたため、パスを顔面ブロックの憂き目にあう)、常に5・7・5川柳の筆談を用いるほど、なかなか筋金入りのものです。
やや天然なところもあり、後述する文芸部員仲間の元不良・毒島(ぶすじま)から「俺と一緒にいるとお前まで怖がられるから、少し離れて歩け」と言われたときに、七々子が生み出した川柳がこれ。
「構わない どう思われようと キミとなら」(川柳少女「帰り道」より)
こんなこと言われたら萌えて惚れてまうやろ~!!
実際毒島くんは勘違いしかけてましたしね。無理も無い。
あと、ツボだったのは文芸部の自己紹介のときに読んだ川柳と、それに対するツッコミ的川柳。ブロガーあるあるネタっぽいw
「詳細は 私のブログを 見てください」
「中身より 文字数気になる そのブログ」
影の主人公(?)毒島くん
ヒロイン並の存在感出してる元不良の毒島くんもなかなか良いキャラ。見た目が超怖そうでガンつけれるように見えるからケンカ売られまくり、結果として周囲からは不良と思われてしまうが、実は根は優しい・・・という、結構ありがちなキャラですが、この毒島くんも文芸部員で川柳好き。見た目に反するほっこり系川柳を次々に生み出すある意味癒し系。
しかし、見た目がいくら怖いからといって、女性からの初対面の印象が「ひぃ!レ○プされる!」ってのはちょっと酷すぎる・・・w
他にも、隠れ巨乳(?)の文芸部部長も気になるところ。個人の趣味的な意味で。
連載続けるの地味に大変そう
ただ、余計なお世話ですが、この連載どれだけ続くのかなぁってのがちょっと気になるところ。というのも、ヒロインのセリフが基本的に5・7・5川柳縛りのため、早々にネタ切れしそうな予感がしなくもないので。ヒロイン以外にも文芸部員はそれぞれ自分達の川柳披露してきますし。それとも川柳って得意な人なら結構ぽんぽんネタが出てくるもんなのかな。
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