家計を助けるため、妄想爆発の官能小説家としてデビューすることを決意する女子中学生の物語「妄想稼業の道長さん」を読みました。
設定自体は暗めだけど・・・
両親に先立たれて、兄妹4人で暮らす道長家。唯一の大人である兄のバイト収入のみで生計を立て、ヒロインの花は家事や妹の世話に追われる毎日・・・
ここだけ見ると暗い話なのかなと思いますが、絵柄の可愛さとアップテンポな話の作り、そして何よりヒロインの花が家計を救うべく考えた起死回生策が「官能小説家としてデビューすること」というぶっ飛んだ展開が物語の暗い成分を吹き飛ばしてくれます。
本作「妄想稼業の道長さん」は、花が官能小説家として一旗挙げるべく奮闘する、ドタバタ微エロ妄想コメディとなっています。
家ではおちおち官能小説も書いてられない
さて、官能小説で生計を立てようとがんばるヒロインですが、問題はどこで話を書くか。家では妹たちにドタバタ邪魔され、おちおち書いていられません。
しかも、妹(小学2年生)から自作の官能小説を読み上げられると言う羞恥プレイ。子どもの純真無垢さは、時として残酷なものです。
第2話「花の生活」より
まるでエロ本を発見された男子中学生のよう。いや、恥ずかしさだけで言ったら「自作の官能小説を読まれる」ことのほうが何倍も上かもしれませんw
家がダメなら学校・・・はもっとダメ
「家で書けないなら学校で書くしかない」とは言っても、まあ当たり前の話ですが、学校のほうがさらにリスキーですね。しかも花も恥らう女子中学生のヒロインは当然未経験ですから、妄想で小説を書くしかないわけで、手近な同級生を妄想ターゲットにします。
学校で妄想の世界に入り浸ってひたすら官能小説を書くヒロイン・・・リスキー過ぎて読んでるこっちが手に汗握ってしまいますw
妄想は続くよ、どこまでも
普段は物静かな文学少女。しかしひとたびスイッチが入れば怒涛の勢いで溢れ出る妄想力で官能小説を書き上げてしまうヒロイン。そのギャップに萌えつつも、暴走気味の女子中学生「花」を生暖かく見守りたくなりますねw
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