うちの妻が先日、3年間服用していた低容量ピルを止めました。始めた理由や止めた理由について書いてみます。
低用量ピルの服用を始めた理由
以下の理由で服用を始めました。
- 避妊でヒヤリハットがあり、確実な避妊方法を取りたかった
- 生理痛や生理時の出血がひどいので、軽減したかった
- 生理周期が安定するので予定を立てやすくなる
避妊薬として知られる低用量ピル。その避妊効果は非常に高く、妊娠率は0.1%程度です。
ピルは指示通り正しく飲むことが大事。きちんと飲めば、妊娠する確率は0.1%(1000人の女性が1年間飲み続けてひとり妊娠する)。でも、飲み忘れた人を含めると妊娠率は約5%といわれている。飲み忘れしないことが大切なんだ。
絶対ではありませんが、ほぼ確実な避妊方法と言っても良いかと。まあそもそも、もっと気をつけて避妊のヒヤリハットを無くせよ!って話ではありますが、人間と言うものはミスをする生き物ですから・・・100%に近い避妊方法があるのならばそちらを採用したほうが安心と考えました。
生理痛や生理時の出血を抑えたいというのも大きな理由。もともとうちの妻は生理のときの症状が酷いほうだったのですが、二人目を産んだ後から出血量がハンパないことになりまして・・・パットを当てていても間に合わないほどだったそうです。
低用量ピルを服用するとこれらの症状が軽くなるから、というのも服用を始めた理由です。
低用量ピルに詳しい婦人科 | ケイ・レディースクリニック新宿
生理が軽くなり(生理痛、出血量ともに)、生理周期が安定する
実際、低用量ピルを服用していた頃は痛み、出血量ともに驚くほど少なかったみたいです。服用前なら3日~1週間くらい続いていた生理も2日ほどで治まるように。
また、生理周期が安定して「次いつ生理が来るのか?」がほぼ確実にわかるため、いろいろ予定を立てやすくなる、というのも大きなメリットでした。
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止めた理由と、止めた後の経過
3年間続けてきた低用量ピルを止めた理由は、
- 副作用がきつかった
- 低用量ピルを服用していると血栓症のリスクが高くなる
- 月々3000円~4000円の出費が地味に痛い
低用量ピルは人工的に妊娠時のホルモン状態を維持するような強い薬のため、いくつか副作用もあります。うちの妻は服用中に副作用で吐き気を催すことが度々ありました。(生理後1週間の偽薬を飲んでいる期間が特につらかったようです。)
数ある副作用の中でも、血栓症のリスクが上がるという副作用は、確率的には高くないとはいえ生命に直結するものなので軽視できません。
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20131227.html
海外の疫学調査によると、低用量ピルを服用していない女性の静脈血栓症発症のリスクは年間10,000人あたり1-5人であるのに対し、低用量ピル服用女性では3-9人と報告されています。
副作用については処方してもらっている産婦人科医の先生からも聞いていましたし、注意事項の説明書にも書かれていました。ただ、その当時はまだ若かったこともあり、あまり深刻に捉えていませんでした。しかし年を取るとともに健康に対する不安も少しずつ出てきたため、夫婦で話し合ってもうそろそろピルに頼るのは止めようということになりました。
月々3000円強の薬代も貧乏家計には地味に厳しかったです。
服用を止めた数日後、粘液交じりの血が出てきました。「早速生理が始まったのか?」と思いましたが、これは生理ではなく、子宮内の状態がリセットされることによる現象のようです。
低用量ピルの服用後の生理はいつ来る?妊娠できるの? - こそだてハック
一般的に、服用を中止した数日後には出血が起こって、子宮内の状態がリセットされます。そして、早ければ翌月以降から正常な周期で排卵と生理が起こるようになります。数ヶ月経っても生理が来ない場合は、かかりつけの婦人科を受診しましょう。
妻の場合は、幸いにピル服用停止3週間後くらいに生理が来ました。ピル服用停止後は生理がなかなか来ないなどのトラブルもあるようなので、少しでも不安に感じるようなことがあれば、かかりつけ医に相談したほうがいいですね。