基本的に当ブログで書籍を紹介するときは、自分で読んだ本の感想を書く・・・ということが多いんですが、今回は未読ですがタイトルが妙に気になった本を紹介します。
それがこちら、「40歳の保健体育」になります。
若者の保健体育離れ?
本書は、10年前に発売された「30歳の保健体育」の続編となります。
「40歳」というなんとも際どい年齢層をターゲットにした本書。40歳と言えば昔は「不惑」とも呼ばれていた年齢ですが、この年であらためて「保健体育」を学び直す、というのもなかなか・・・
もはや「保健体育」は若者のものでは無いということでしょうか?
- 若者の車離れ
- 若者の新聞離れ
- 若者のお酒離れ
- 若者のタバコ離れ
- 若者の旅行離れ
等々、「若者の○○離れ」という言葉をよく耳にする今日この頃ですが、ここに「若者の保健体育離れ」が加わるのかもしれないと思うと、感慨深いものがあります(笑)
このタイプの本の「効果」はどの程度?
このタイプの、いわゆる「恋愛マニュアル本」「セックス指南本」 の類は読み物としては面白く、僕も過去に「大人の保健体育」を読んでレビュー記事を書いたことがあります。
しかし、果たしてこの手の本はどのくらい参考になるものなんでしょうか?
「40歳の保健体育」のAmazon商品ページにはこう書かれています。
現在ある「オタク向けハウツー本」の礎となり、ハウツー本としては異例ともいえるコミカライズやアニメ化など多くの展開をした『30歳の保健体育』。「これではじめて彼女ができてうまくいった」「はじめてできた彼女とのセックスの予習にとても役立った」など、多くの感想が寄せられました。
あれから10年。いまだ知らない、でももういまさら聞けない恋愛やセックスの基本あれこれ。30歳のころと10年後の40歳になるいまで変わってきた自分や社会の環境をもふまえ、「魔法使い」の男子たちが知りたい、でも人には聞けないあんな悩みやこんな悩みを解決します。
「30歳の保健体育を読んで、彼女ができた!」という報告もあるみたいですが、30歳の頃に「脱・魔法使い」できてる人が多いのならば、今回「40歳の保健体育」を出す意味もあまりないわけで・・・
そういう意味で言えば、続編の「40歳の保健体育」が出版されるという事実そのものが、「この手のハウツー本はそこまで参考にならない」という証拠かもしれないわけで、皮肉なものです(笑)
まあやはり、あくまで「読み物の1つ」として割り切って楽しむのが一番かな、と個人的には思う次第であります。