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【ネタバレ注意】漫画「ゆうべはお楽しみでしたね」(略称『ゆうたの』)が面白くないわけがない!

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「ゆうべはおたのしみでしたね」

ドラクエ1でローラ姫を連れたまま宿屋にしけこむと、下世話な宿屋の主人が翌朝投げかけてくる言葉です。

 

ドラクエにあまり詳しくない人でも知っている人が多いかと思われるこのセリフ、ドラクエ名言集にももちろん収録されています。

 

もし「ゆうべはおたのしみでしたね」などというタイトルの漫画があったとすれば、そんな漫画が面白くないわけがなく、ドラクエとラブコメを愛する者であれば読まずにはいられません。

 

そんなわけで漫画「ゆうべはお楽しみでしたね」を衝動買いしてしまいましたので、ネタバレを含みつつレビューを書きます。

 

 

 

あらすじ

ゆうべはお楽しみでしたね - Wikipedia

ドラクエシリーズ初のMMORPGである『ドラゴンクエストX』に最初は戸惑っていた「パウダー」だが、ゲーム内で死んでいたところをオーガの「ゴロー」に助けられたためフレンドになる。2人はチーム「ヘブンスライム」に加入し、1年ほどが過ぎた。そんなある日、ゴローはアパートの賃貸契約が切れるということで、一人暮らしをしていたパウダーの家に引っ越し、ルームシェアすることになる。

しかし、パウダーはゲーム内では女キャラクターだったが現実には男で、ゴローはゲーム内では男キャラクターだったが現実では女だった。お互いに同性だと思っていたためルームシェアを承知したはずが、勘違いで異性とのルームシェアになってしまう。

 

現実男でゲーム内女(ネカマ)の「パウダー」と、現実女でゲーム内男(ネナベ)の「ゴロー」。

 

ゴローがネナベをカミングアウトしていなかったこと、そもそもゴローはネカマ・ネナベという用語を知らなかったことなど、いくつかの偶然が重なり、互いに同性だと思い込んだままルームシェアをする約束をした二人。

 

かくして、オタク男性とギャル女性という異色の組み合わせでの奇妙なルームシェア生活が始まることに!

 

 

ドラクエⅩの知識は不要

本作を読む上ではオンラインゲーム「ドラクエⅩ」の知識が必要となります。

 

「ドラクエⅩやったことないからわかんないよ」って人もいるかと思いますが、要所要所でゲーム内の用語や慣習などをわかりやすく説明してくれているので、知識ゼロでも普通に読み進められます。

 

 

オタクとギャル

自他共に認めるオタク男性である「パウダー」君は、学生時代にギャル系女子から「キモイ」と言われたトラウマを引きずっているためにギャルが苦手。ましてやギャルとルームシェアするなんて想像すらできない!

 

躊躇するパウダー君を尻目に、ゴローさんは普通に一緒に住む気満々。「そんな男女が同じ家で寝泊りするなんて、間違いがあったら・・・」などとゴニョゴニョ言うパウダー君をゴローさんは「キモイ」と一刀両断。

 

過去のトラウマが蘇り凹むパウダーくんに、ゴローさんがあっさりと言い放つ。

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「ゆうべはお楽しみでしたね」1巻より引用

 

 

そうなんですよね。「ギャル」という属性先行でゴローさんのことを見ていたパウダー君とは違い、ゴローさんはあくまで「パウダー」という人格を見てくれていた。だからルームシェアにも抵抗が無い。

 

パウダー君と同じように、どちらかと言えばギャル系苦手で根暗な僕にとって、ゴローさんのカラっとした性格がとても眩しいです。

 

 

ゴローさんはギャップ萌えを装備していた!

ゲーム内そのままのゴローさんの人当たりの良い性格に徐々に好感を抱くパウダー君。しかも、ゴローさんは(オタクにとって)決定的な武器まで装備していたのです。

 

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「ゆうべはお楽しみでしたね」1巻より引用

 

普段はイケイケ(多分死語だけど気にしない)のギャル、しかしメイクを落とせば地味系のメガネっ娘。オタクならこのギャップには弱いと思うんですよねぇ、僕の趣味ですが。

 

実際パウダー君もこのギャップにまんまと嵌ってました。

 

 

 「お楽しみ」はゲームだけなのか、それとも・・・

最初こそ少しギクシャクしていた2人のルームシェア生活ですが、次第に打ち解けて一緒の部屋でゲームを楽しんだりするように。本漫画タイトルの「お楽しみ」とは、一緒にドラクエXを楽しむ、という意味だったんですね。

 

 

・・・ってだけでは、きっと読者は納得行かないでしょう。少なくとも僕は納得行きませんよ、それじゃ。

 

1巻読み終わった段階では、パウダー君はゴローさんを意識しつつある描写はあるものの、ゴローさんのほうはそういう描写はほぼ皆無。「ゆうべはお楽しみでしたね」がドラクエの元ネタ通りの意味になるためには、今後ゴローさんがパウダー君に恋愛的な意味で惹かれる必要があります。

 

ちょっと想像しにくいところではありますが、是非ともその路線で展開していって欲しいところです。