最近「アンティークコイン収集」が流行りつつありますね。まだまだマニアックな領域ですが、世界のカネ余り現象の余波を受けて、資産保全や投資の対象にアンティークコインを選ぶ人も増えてきました。
アンティークコインを集めていると、
- 投資として集めている人は、出口戦略として
- 趣味で集めている人は新たなコインを入手するための資金作りとして
手持ちのコインを売るケースも出てきます。
趣味であれ投資であれ、どうせ売るなら少しでも高く売りたいところです。今回の記事はアンティークコインを高く売るための方法を紹介しますが、結論から言うと「オークション」か「委託販売」のほぼ二択です。
メルカリやヤフオクでは高額コインは売りづらい
自分の持ち物を売るとなったら、メルカリやヤフオクの個人売買を考える人が多いかと思います。しかし、数万円程度のコインならともかく、数十万、数百万になるような高額コインはメルカリやヤフオクでは売りづらいです。
買う側の視点で考えてみるとわかりやすいですが、あまりに高額なものを個人から買うのは勇気が要りますよね。売り手に悪意が無かったとしても偽物を掴まされるかもしれませんし(売り手も偽物と気づいていないケースもある)、ましてやアンティークコインはちょっとした傷や摩耗で価値がガラッと変わる商材です。できれば専門のコイン商を通して入手したいと考えるのが人間心理というものです。
売り手側に視点を戻すと、高額コインの場合は買い手側が躊躇して客足が遠のくことになります。実際10万円以上する高額コインは回転率が悪い印象があります。
トラブルを避けるためにも、高額コインの個人売買は避けたほうが無難かなと思います。
買取の場合は業者側のマージンが大きい
個人売買がダメなら、次に考えられるのは業者への買取依頼でしょうか。コイン商や買取専門業者に直接買ってもらう方法です。査定だけなら無料のところも多く、気軽に申し込むことができます。
ただし、業者直接買取の場合は業者側のマージンが大きいため、相場を大きく割り込むことが多いです。コインによっても違いますが、市場相場の3割~7割といったところです。業者側の抱える在庫リスクを考えると致し方ないところではあります。
スピーディーに現金化できるというメリットはありますが、少しでも高く売りたいならあまり良い方法ではありません。
オークションか委託販売がベター
「時間がかかってもいいから1円でも高く売りたい!」
ということであれば、「コイン商主催のオークション」か「コイン商での委託販売」がおすすめです。いずれも手数料は10%程度なので、業者に直接買取してもらうよりもずっとマージンが小さいです。
コイン商主催オークションは有名どころだと、
などがあります。
コインの委託販売を行っている業者については下記記事でまとめているので、参考にしてください。
オークションか委託販売のどちらが良いかは、相場の状況によって変わります。
自分の売りたいコインのオークション過去相場を調べてみてください。ある時は30万円で落札されていたコインが、次のオークションでは50万円、そうかと思えばまた次のオークションでは20万円...といった具合に相場が安定していないコインをオークションに出すのは少し危険です。この場合は委託販売を選択して自分の言い値で売ったほうがいいかもしれません。
オークションの過去相場は以下のサイトで調べることができます。
ただし、繰り返しになりますが、この方法での売却は時間がかかります。オークションだと出品依頼から現金化まで数か月から半年くらいかかります。委託販売の場合は、設定した価格によってはいつまで経っても売れないこともあります。以前僕がとある金貨を委託販売依頼したときは8か月くらいかかりました。
多少安くても良いから早く現金化したい場合は、買取業者に直接買い取ってもらうほうがいいです。
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