人気ブロガー・えむふじんの待望のコミックエッセイ「小学生エムモトえむみの勝手きままライフ」がついに発売されたので、速攻読破しました!
まだ今年も始まったばかりですが、2020年に発売されるコミックエッセイの中では最もホットでクールな本ではないかと個人的には思っております。最大のライバルは裸一貫!つづ井さんの新刊かな(今年中に出るならの話だけど)。
読了直後の感想文などをつらつら書いてみます。
「えむふじん」とは?
作者のえむふじんについて、軽く紹介します。(どうでもいいですが、「えむふじん」って「ふじん」が敬称(?)なので、さん付けは要らないですよね?多分。)
えむふじんはほぼ毎日漫画系記事を投稿している、ライブドア公式ブロガーです。ライブドア公式ブロガーというシステムのことはよくわかってませんが、多分すごく偉いです。爵位で言うと公爵くらいかなと。
えむふじんを最初に知ったのは、確か友人ブロガーの隊長さん(たい焼き親子のキャンプブログ)がTwitterで面白い面白いとつぶやいてたのを目にしたからだったと記憶しています。隊長はわりとなんでも面白いという人ですが、えむふじんは紛れもなく超面白かったので少し見直しました。
えむふじんと旦那さんのえむし、それと長男のえむお君、長女のえむこちゃん、そして次女にして主人公のえむみちゃんの5人家族が織り成す、笑いあり涙あり笑いあり笑いありの日々を綴った面白格好良いエッセイ漫画です。
僕の「推しエム」は長男のえむお君
えむふじん一家の構成メンバーは名前に全員「えむ」が付くのが特徴です。星新一のショートショートみたいですね。
主人公のえむみちゃんの猪突猛進ときどき策士っぷり。
長女えむこちゃんの基本優しいけどたまに見せる魔性の一面。
エムモト夫妻のいい年して茶目っ気たっぷりなところ。
みんな違ってみんないいですが、僕の一番の「推しエム」は長男のえむお君です。
理屈っぽさ、やや天然(?)なキャラ、えむみの小悪魔的ないたずらの被害者になる率の高さと、魅力満載です。この万能っぷりはドラクエで言えば完全に勇者、野球で言えば内外野全て守れるユーティリティープレイヤーです。
天上天下唯我独尊のえむみちゃんのキャラが生きるのも、えむお君の存在があればこそではないかと睨んでいます。
イチオシエピソードは「プロの犯行」(P13)
一番笑ったネタは「プロの犯行」(P13)です。ブログで読んだ時も笑ったけど、本で改めて読んでもヤバかったw
「お兄ちゃんのゲームの邪魔しないプロ」
による度重なる犯行。この挑発的なドヤ顔がたまらない・・・w
これを最低2回まで許せる(許してたかどうかはわかりませんがw)えむおお兄ちゃんの度量の大きさに感服です。
他にも、
- 服を早く着ればいい(P9)
- 私には見えてる(P41)
- 突撃リポーターがやって来た(P75)
- すごかったのはさっきまで(P105)
あたりのエピソードが特にお気に入りです。
自己紹介が無いのが少し残念
えむふじんのブログの魅力の1つに、
「いつも内容が異なる自己紹介」
があります。
毎回、登場人物各位の説明と話の内容がリンクしているため、まず登場人物紹介を読んでその日の話の内容を推測する楽しみがあるんですよ。
予想が当たったら当たったでニヤリとできるし、外れてても「なるほど、あの自己紹介はこういう伏線になっていたのか」と楽しめます。
ただ、この自己紹介システムは書籍には取り入れられてないんですよね・・・構成上難しかったのかもしれませんが、ちょっと残念です。
2巻目以降の出版を希望
えむふじんは現在も毎日更新で珠玉のネタをブログに投下し続けてくれています。 ネタのクオリティは下がるどころかどんどんキレが増してますので、2巻以降の出版を是非とも期待したいところです。
【追記】白黒絵を娘に改変された・・・
えむふじんの漫画はブログでも本でも最後に「白黒で描かれた余談 or おまけ」みたいなオチがあるのですが、これを塗り絵だと勘違いした(勘違いなのか確信犯なのかは自白しないので不明)娘に、やられました・・・