※情報を更新しました。(2019年9月27日)
ネット系の収入(アフィリエイトや原稿料など)を一元管理するために、新生銀行で新しく口座を開きました。
巷では「銀行では投資信託を買わないほうがいい」と言われていますが、新生銀行の投資信託ラインナップはどんなものなのか、チェックしてみました。
ノーロード投資信託が少ない
ノーロードとは、購入時の手数料が無料のことです。「タダより高いものはない」なんて言葉もありますが、投資の世界にはこの法則は基本的には通用しません。安いに越したことはないので、もちろん購入手数料も無料が良いに決まってます。
例えばネット証券大手のマネックス証券は2019年9月時点で800本近いノーロード投資信託を取り扱っています。
それに比べ、新生銀行のノーロード投資信託は2019年9月時点で32本。圧倒的な差です。もちろん銀行と専業の証券会社では品揃えに差があるのはわかりますが、ノーロード投資信託を購入したい場合はネット証券のほうがいいですね。
2分で読める!ネット証券大手4社の特徴を超ざっくりと解説します
手数料(コスト)は安ければ安いほどいい
基本的に、投資信託の手数料と言うものは安ければ安いほど良いです。高コストの投資信託だからといって好成績が約束されているわけではないからです。
例えば、ファンド内で頻繁に売り買いが行われる投資信託はコストが高くなりがちで、じっくりと銘柄を長期保有するタイプの投資信託はコストが低くなりがちです。しかし、短期の売買と長期の売買で、前者のほうが運用成績が良くなる保証はどこにもありません。
未来のことは誰にもわからず、投資信託の今後の運用成績は未確定です。過去の実績は未来の実績を保証するものではありませんから、これからもその運用成績を出せるとは限りません。
しかし、投資信託にかかるコストというものは、いわば確定されたリスク。ノーロードや信託報酬の低い投資信託を選んでコストを下げることで、運用成績向上につながります。
参考記事
投資をするときはリスク以外にもコストを意識しよう。 - D'ac
コストの違いはバカにできない
どちらも株式100%で、「信託報酬年率2%の投資信託A」と「信託報酬年率1%の投資信託B」があったとします。差は1%。これをたかが1%と思ってはいけません。
投資対象国にもよりますが、株式に分散投資した場合の期待リターンは概ね年率4~6%程度と言われています。
つまり、信託報酬の割高な投資信託Aを選んだ場合、投資信託Bに比べ、リターンの20%も余分に持っていかれるということです。これに購入時手数料も考慮に入れると、ほとんどリターンは残らなくなる、なんてことにもなりかねません。投資信託を買う際にはコストは非常に重要な要素なのです。
新生銀行で購入できるおすすめ投資信託
ノーロードかつ信託報酬が低い投資信託、という観点で新生銀行の投資信託ラインナップをチェックしたところ、低コストインデックスファンドとして評判の良い「野村インデックスファンド・シリーズ(愛称:Funds-i)」がありました。
その中でも初心者の人におすすめなのは、「野村インデックスファンド・海外5資産バランス(愛称:Funds-i 海外5資産バランス)」です。
これひとつで先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、先進国REITの5つの資産クラスに分散投資することができます。信託報酬も年率0.648%と低水準です。(2019年9月時点)
複数の資産クラスを詰め込んだバランスファンドの良いところは、定期的にリバランスを行ってくれることです。
どういうことかと言いますと、例えば先進国株式50%、新興国株式50%のバランスファンドがあったとするじゃないですか。で、1年後に先進国株式が好調で値上がりし、新興国株式が不調で値下がりしたとします。これにより、ファンドに占める先進国株式の割合が高くなってしまい、ファンドのコンセプトである「先進国株式50%:新興国株式50%」の割合が崩れてしまいます。
この場合、運用会社は先進国株式を一部売却し、代わりに新興国株式を買い増しします。つまり、高くなった資産を売り、安くなった資産を買う、というオペレーションを自動で実行できるわけです。これにより運用成績を高める効果があると言われており、リバランス・ボーナスと呼ばれています。試験には出ませんが覚えておいてください。
まとめ
今回は新生銀行だけの例ですが、あまり世間では評判の良くない銀行の投資信託でも、探せば優良なファンドは見つかります。
銀行で投資信託を購入される方は、銀行員の方のおすすめはとりあえず右から左に流しておき、「ノーロードで、信託報酬年率1%以下の投資信託はありますか?」と聞いて見ると、優良な投資信託に巡り合えるかもしれません。
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