古銭を収集するにあたって必要な七つ道具をご紹介します。
コインカタログ(日本)
とりあえず、「これが無いと始まらない!」と言っても過言ではないのが、コインカタログです。
どの時代にどんなコインがあるか、材質や重量・直径などのデータ、ざっくりとした価格相場など、「古銭収集」という名の世界を進むための地図のようなものです。
専ら日本の古銭を中心に収集している人なら、日本貨幣商組合が毎年発行している「日本貨幣カタログ」1冊あれば十分です。
コインカタログ(世界)
外国のコインも収集している場合は、世界中のコインの情報が掲載されたカタログが必要になります。なにせ、古代ギリシャから始まって現代までに発行されたコインの種類は数十万種類とも言われているので、カタログ無しで収集するのは無謀です。
世界のコインが対象の場合、数が膨大なので1冊で全てを網羅したカタログはありません。自分の収集対象の時代や国が掲載されたカタログを選ぶ必要があります。
- 作者: George S. Cuhaj,Thomas Michael
- 出版社/メーカー: Krause Publications
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: ペーパーバック
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英語版なのでややとっつきづらいかもしれませんが、「World Coins」が詳細にデータがまとまっているのおすすめです。上記本は1801年~1900年のコイン情報が掲載されたカタログですが、自分の収集している年代のカタログを選びましょう。
保管グッズ
コインを保管するためのグッズは必要不可欠です。
オーソドックスなのは、上のようなコインアルバムとコインホルダーの組み合わせによる保管ですね。96枚収納用、120枚収納用などいろいろなタイプがあり、大量のコインを保管するのに適しています。
「自分は量よりも質派だ!選りすぐりの自慢コインを大事に保管したい!」
という人は、ライトハウス社のコインカプセルがおすすめです。
↑このようにアクリル製のケースでガチっと収納できるので衝撃に強く、気密性も高いためサビの心配も軽減します。
21mm、22mm、28mm、30mm・・・等々、複数のサイズが用意されていますので、収納したいコインの直径に合うものを使います。
各保管グッズの比較は下記記事を参考にしてください。
除湿シリカゲル
湿気はコインの大敵です。特に低品位の銀貨等はサビが浮きやすいので要注意です。
日本の梅雨時などはムシムシしますから、 保管場所に除湿シリカゲルを忍ばせておくのはマストです。
ルーペ
古銭商や催事などに出向いて直接コインを確認する場合、細かい傷や磨耗をチェックするためにもルーペの携帯をおすすめします。
一般的にコインや宝石の鑑定には倍率10倍~20倍程度のルーペが良いと言われていますが、個人的な経験で言うと僕は10倍くらいが使いやすいと思います。
ルーペにはLEDライト付きと無しのタイプがありますが、見やすさが全然違うので、LEDライト付きをお勧めします。
コイン関連書籍
最近は主に投資的側面を謳った本が主流ですが、コイン関連書籍が何冊かあると、収集意欲の継続に役立つのでおすすめです。精神的な理由になってしまいますが(笑)
自分の興味のある時代や国の古銭の本を読むと、ワクワクしますね。
行きつけの古銭商
「道具」と表現するのは抵抗がありますが、行きつけの馴染みの古銭商を1つか2つ確保しておくと何かと便利です。
店頭でコインを探すときも勝手知ったるなんとやらで落ち着いて探せますし、何か探している古銭がある場合は、「もし○○を入荷できたら知らせて欲しい」とお願いすることもできます。
おすすめの古銭商については下記記事でまとめています。