せっかく手に入れたお宝コイン、傷や錆がつかないようにしっかりと保管したいですよね。特にコレクション初心者の人にとっては頭を悩ます問題かも。
今回の記事ではコインを保管する際の3つの方法を、
- コスト
- 耐久性
- 見栄え
- 収納性
の4つの観点で比較しながら紹介します。
コストと収納性重視なら「ペーパーホルダ」
コスト:★★★★★
耐久性:★★☆☆☆
見栄え:★★★☆☆
収納性:★★★★★
最もポピュラーなコイン保管方法と言えば、やはり昔ながらのペーパーホルダだと思います。ホルダ1枚あたりの値段は10円程度と非常に安価です。
ペーパーホルダ用のコインアルバムを別途用意すれば本棚に並べて保管することもできます。大量のコレクションを整理したい人にとっては鉄板の保管方法ですね。
ペーパーコインホルダはサイズ毎に
- 1号:直径40㎜以内のコインに対応
- 2号:直径33㎜以内のコインに対応
- 3号:直径29㎜以内のコインに対応
- 4号:直径25㎜以内のコインに対応
- 5号:直径21㎜以内のコインに対応
と売られていますが、初めて買う人は1号~5号の各サイズ10枚ずつ入った「MIX」タイプがおすすめです。
欠点としては、フィルム部分は物理的にほとんど保護されていないため、耐久性がいまいちです。
また、気密性も低いため(紙と紙の間にスキマがある)、湿気に弱いです。銀貨や銅貨など錆に弱いコインを中心に集めている人は、保管場所に除湿用のシリカゲルを置くことをおすすめします。
耐久性重視なら「コインカプセル」
コスト:★★★☆☆
耐久性:★★★★★
見栄え:★★★★☆
収納性:★★★☆☆
「ペーパーホルダでは強度が心配。大切なコインに傷がつくのは困る!」
という人には、アクリル製でがっちりと守れるコインカプセルをおすすめします。特にライトハウス社製のコインカプセルは評判が良いです。
気密性も高いので湿気にも強いですが、欠点としては1カプセルあたり100円くらいと少しお値段が高いことです。
とっておきのお宝コインを保管するのにおすすめです。
見栄え重視なら「スラブ型ケース」
コスト:★★☆☆☆
耐久性:★★★★★
見栄え:★★★★★
収納性:★★★★☆
個人的にいちばんおすすめなのはこのケースです。第三者鑑定機関のPCGS社やNGC社で鑑定済みコインを収納するのに使われているタイプのスラブ型ケースです。
アクリル製なので耐久性もばっちりだし、黒地で高級感も有ります。
スラブ型ケースをまとめて収納するボックスも売られているので、秘蔵のコインをこのボックスに1枚また1枚と格納していくと、それだけでちょっとした財産になりますね。
ただ、スラブ型ケースの難点は少々お高いことです。1ケース当たり400円くらい。専用ボックスは1万円くらいします。
「たかがケースにそんなにお金かけてられないよ!」
という人にはあまりおすすめできないです。