デスクワーカーの心強い味方、MicroSoftの表計算ソフト「Excel」。
エンジニアだけではなく、経理や総務、事務職など、いまや全てのデスクワーカーにとって必須のツールといっても過言ではありません。上手に使いこなせば劇的に作業時間を短縮できます。
ただ、このExcelって超優秀なツールではあるんですが、やたら高機能なんですよね・・・
いや、高機能なことは良いことだとは思いますが、高機能過ぎるがゆえに自分のやりたいことをどうやって実現すればいいのか、なかなか辿りつけなかったりします。下手にハマると1時間2時間余裕で時間を潰しちゃいますよね。
僕もソフトウェア・エンジニアとして15年以上仕事でExcel使っていますが、「使いこなしている」とはなかなか言いがたいところです。
そんな僕は、デスク脇に本書「ゼッタイ定時に帰る エクセルの時短テク121」 を置いて、Excel操作に困ったとき使っています。
こんな人におすすめ
「ゼッタイ定時に帰る エクセルの時短テク121」は、こんな人におすすめです。
- Excelを普段仕事に使っているが、あまり使いこなせていない。いろいろな技を知りたい。
- ショートカットキーを覚えて時短につなげたい
- 「関数」という言葉は聞いたことがあるが、使ったことがない。
- 絶対参照や相対参照を駆使してデータを上手く扱えるようになりたい
- 素早く簡単に綺麗なグラフを作成したい
- 定型作業をマクロで自動化したい
Excelはただの方眼紙的な使い方をすることもできますが、関数や参照、マクロなどを覚えて活用できるようになるとどんどん便利なツールへと変わっていきます。噛めば噛むほど味が出るスルメのようなソフトです。
便利な「技」を覚えて業務を効率化し、「定時ダッシュ」を目指しましょう。
逆引き的に使える
目次が「やりたいことベース」で構成されているので調べ物をするときに便利です。
いくつか例を挙げるとこんな感じ。
「目次」より引用
- 直前の操作を取り消したい。
- 同じデータを一気に入力したい。
- 先頭に「0」をつけた数字を入力したい。
- 入力できる文字数を制限したい。
- バラバラな列幅を一気に整えたい。
- 重複したデータを探したい。
- 消費税の端数を四捨五入したい。
自分のやりたいことや困っていることを元に操作方法を調べるという、逆引き的な使い方ができます。
フルカラー&写真付き
自分がやりたいことをどう実現するか、操作ステップ毎にExcel画面が貼り付けてあり、
- ①「検索と選択」をクリック
- ②「検索」をクリック
- ③文字列を入力
- ④Enterを押す
といった具合に、操作手順が画面上で示されているので非常にわかりやすいです(上の例は「特定のデータを検索で探す」)。
また、全ページカラーなので読んでいて疲れません。
電子書籍版よりも紙版がおすすめ
本書は「紙版」と「電子書籍版」が用意されていて値段はどちらもほとんど同じですが、僕は個人的には「紙版」のほうをおすすめします。
というのも、この本は職場での使用率が高いタイプの本だと思われますが、職場でタブレットやスマホを使って電子書籍読むのって、なんとなく後ろめたいですよね?サボってるみたいで(実際は仕事の調べものなんですが) 。
その点、紙の本ならばそういった心配もほとんどないので、仕事のお供にデスク脇にちょこんと置いておくと、いざというときに頼りになるんじゃないかと。