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「IT系の仕事なのに何で!?」ネット禁止のシステム開発現場では未だに紙の本が重宝される

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「ネット禁止」

・・・たった5文字なのに何て恐ろしい言葉でしょうか。

 

今や仕事でも趣味でもネットで調べ物をするのが当たり前の時代、もしもネットが使えなかったら・・・と考えただけでぞっとします。そもそもネットの無かった時代はどうやって調べ物してたか思い出せないレベル。

 

しかし、今の世の中でもネットの使えない職場というものが存在します。

 

「わからないことはググればいい」

という感覚が当たり前でいると、いざネットが使えない環境に放り込まれたときに呆然とします。

 

「何だそりゃ、どんだけ時代遅れの職場なんだ!?」 

と思うかもしれませんが、IT業界の一角「システム開発の現場」でも、そういう職場があるというお話を記事にしてみました。

 

Google先生不在の開発現場

ネット利用の制限のかけられ方はいくつかレベルがあって、ざっくり分けると、 

  • レベル1:管理者側で閲覧禁止にしているサイトにアクセスできない
  • レベル2:外部サイトアクセス完全禁止、社内サイトのみアクセス可能
  • レベル3:外部サイトにアクセスできない&スマホ等の情報端末も持ち込み禁止

こんな感じです。

 

大半の職場はレベル1の「管理者側で閲覧禁止にしているサイトにアクセスできない」だと思われます。セキュリティに厳しいこの御時世ですから、さすがに無条件でネット使い放題のところはそうそう無いかと。

 

一番厳しいのが、レベル3のネットが使えない(外部サイトにアクセスできない)上に、スマホ等も持ち込み禁止のところです。製造業とかの現場でたまにありますが、僕も1回だけそういう現場に当たったことがあります。

 

まさにネット上における陸の孤島とも呼べる場所で、何かわからないことがあっても取れる手段は、

  • 誰かに聞く
  • 紙の本に頼る

くらいしかありません。 

 

いかにセキュリティのためとはいえ、これではあまりに開発効率悪すぎます・・・Google先生に頼りたくても、Google先生はそこには居ないのです。

 

 

リファレンス系の本は心の友

どれだけ不便な環境であろうと、愚痴ってたって仕事は進みません。限られた情報で何とかするしかないのです。

 

僕は組み込み系エンジニアなのでC言語を使う頻度が高いのですが、標準ライブラリはうろ覚えの関数が多々あります。

 

組み込み系は標準ライブラリをたまにしか使わなかったりするので*1、ド忘れするんですよね・・・(言い訳)

 

こういう状況で重宝するのが、リファレンス系の本です。「C言語標準ライブラリ関数ポケットリファレンス」は僕の心の友です。

 

 

 

他にも、「時短の王道 Excel関数全事典」が最近お気に入りです。システム開発現場に限らず、オフィスワーカーならExcelはほぼ必須ですからね。 

 

 

 

紙の本はまだまだ廃れない

出版不況が叫ばれて久しい昨今、紙の本の売り上げはどんどん落ちていると言われていますが、それでも世の中で紙の本を必要としている職場がある以上、まだまだしぶとく生き残りそうな気がしますね。

 

あと、僕が古いタイプの人間だからかもしれませんが、なんだかんだ言って電子書籍やネット情報よりも紙の本のほうが読みやすい、というのもあります。そういう人意外と多いと思うんですよね。まあ、持ち運べる情報量に限りがあるのがネックですが。

 

 

以上、ネット禁止のシステム開発現場で紙の本が重宝されるお話をお送りしました。 

 

 

*1:開発プロジェクトによっては標準ライブラリが使えない場合も多い