僕は30年来のコインコレクターを続けていますが、最近コレクションを整理するために少しずつ売却に出しています。単価の低い古銭を売って、貯まったお金でミドルクラスの古銭を狙う戦略です。
今回は外国銀貨を売りに出すために、普段からよく利用している古銭商「アイコインズ」と「ダルマコイン」で相見積もりを取ってみました。
売却するコインの内訳
今回売りに出すコインは以下の5枚です。
- チベット3サング銀貨 1933年(極美相当)
- ワイマール共和国 ワイマール憲法10年記念 5マルク銀貨 1929年(NGC鑑定品:AU55)
- スイス現代射撃祭50フラン銀貨 2008年 ヴァルド (未使用品相当)
- 英国 ヴィクトリア女王像 オールドタイプ 2ペンス銀貨 1896年(PCGS鑑定品:PL64)
- ボツワナ 独立記念 50セント銀貨 1966年(未使用品相当)
ダルマコインに見積もり依頼
まずは、外国コインの品ぞろえの良さに定評のある「ダルマコイン」に買取見積もりを依頼しました。
※買取依頼の流れについては下記ページを参照してください。
公式サイトのページ下部にある問い合わせフォームから依頼します。
査定依頼の翌日、ダルマコインからメールが届き、
5枚合わせて20,000円
との査定を提示されました。
金額的にはまあこんなものかという感じですが、コイン1枚当たりの査定内訳がわからないので、なんとも言えないところです。
アイコインズに見積もり依頼
次に、コインテラピーを提唱するインターネットのコイン屋さん「アイコインズ」に査定依頼をしました。
お客様からのコイン、紙幣の買い入れのページに、
通常は、お客様とのE-Mailでのやり取りの中で、当店の買入価格の感触をお伝えする事が出来ると思います。その感触でご了解頂ければ、現品を宅急便等で当店へご送付下さい。この送料はお客様のご負担となります事ご了承下さい。
とあったので、まずはメールで買取依頼をするコインの詳細を伝えました。
翌日、
「現物を見ないと正確な査定額を出せないので、コインを送付してください」
という旨の返信が届きました。
うーん、それなら最初から買い入れ説明ページに「買取対象のコインを送付してください」と書いて欲しい気も・・・
とりあえず送らないことには始まらないので、緩衝材でコインを包んでから封筒に入れ、ヤマト運輸の宅配便でアイコインズに送付しました。
2日後、アイコインズからメールで査定結果が通知されました。
- チベット3サング銀貨 1933年 ⇒ 2,200円
- ワイマール 憲法10年 5マルク ⇒ 18,000円
- スイス現代射撃祭 2008 50フラン ⇒ 5,500円
- 英国 2ペンス銀貨 1896年 ⇒ 2,300円
- ボツワナ 独立記念 50セント銀貨 ⇒ 700円
5枚合計:28,700円
ふむふむ、ダルマコインよりもかなり高めの査定結果が出ました。
ダルマコインはメール情報のみでの事前査定、アイコインズは実物を見ての査定、という違いはありますが、この査定価格差は大きいので、今回はアイコインズに買取をお願いすることにしました。
査定額雑感/ワイマール憲法10周年5マルク銀貨が大健闘
今回の買取査定額は、概ね購入時の3割~6割程度となりましたが、「ワイマール憲法10周年5マルク銀貨」だけは購入価格16,000円に対し、18,000円と値上がりしました。
ワイマール記念硬貨シリーズはコインマニアの間で一定の人気があるコインです。
アンティークコイン(古銭)投資をする際の銘柄選びで大事な3つのポイントでも書きましたが、やはりある程度人気のあるコインは値崩れしないどころか利益が乗る可能性も高くなるようです。
逆に単価の低いコイン(1万円以下)は、古銭商側の手数料を考えると、どうしても低めの見積もりになってしまいますね。
今回の収入をストックしておいて、さらに高価なコインを狙ってみようと思います。 ナポレオンの百日天下の5フラン銀貨(市場推定価格20万円前後)を入手したいですが、価格云々の前に状態の良いやつがなかなか市場に出回らないんですよね・・・