コインや古銭に興味のない人でも、
「ギザ有りの10円硬貨はレア」
というのはよく聞く話ですよね。
実際、ギザ有り10円硬貨の価値はどれくらいなのか、全年号をコンプリートすると総額いくらかかるのか、日本貨幣カタログで調べてみました。
※価格参照元: 日本貨幣カタログ(2019年版)
年号、発行枚数、市場価格
ギザ有りの10円硬貨は昭和26年~昭和30年と昭和32年~昭和33年の7種類の年号が存在します。
各年号の発行枚数と市場価格は以下の通りです。
- 昭和26年:発行枚数101,068,000枚、市場価格4万円
- 昭和27年:発行枚数486,632,000枚、市場価格1万円
- 昭和28年:発行枚数466,300,000枚、市場価格1万円
- 昭和29年:発行枚数520,900,000枚、市場価格1万円
- 昭和30年:発行枚数123,100,000枚、市場価格1万円
- 昭和32年:発行枚数50,000,000枚、市場価格2万円
- 昭和33年:発行枚数25,000,000枚、市場価格2万3千円
意外と発行枚数が多いのに驚きますね。一番発行枚数の少ない昭和33年でも2500万枚、一番発行枚数の多い昭和29年だと5億枚以上発行されています。
ギザ有り10円硬貨は昭和33年銘のものが価値が高いとよく言われますが、一番市場価格が高いのは昭和26年銘で4万円ほどします。
全年号コンプリートすると、
12万3000円
ほどです。かなりの金額になりますねw
価値は状態によってガラリと変わる
ただし、上で書いた金額はすべて「未使用品」相当の状態の硬貨です。
古銭やコインの価値は状態によってガラっと変わることは珍しくありません。
例えば、昭和33年銘の10円硬貨の場合は、
- 完全未使用:50,000円
- 未使用:23,000円
- 美品:200円
- 並品:100円
と、これだけの開きがあります。完全未使用と並品だと実に500倍もの価格差です。記念硬貨と違って通常の流通貨幣は大量に発行されるため、状態の良いコインしか古銭価がつかないのが一般的です。
コインの状態は傷や磨耗の多さによって判断されます。
「ギザ10円持ってるけど、どの程度の状態にランクされるのかよくわかんないや。傷や磨耗とか言われても・・・そこそこ綺麗に見えるんだけどなぁ」
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