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プログラマは年齢が高くなると管理職やマネージャを目指さなくちゃいけないの?

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「○○君も中堅と言える年齢だし、プログラミングや設計だけじゃなくてそろそろマネジメントも覚えていかないとね」

 

人事考課面談で上司からこんなことを言われた経験のあるプログラマ・SEの人、結構いるんじゃないでしょうか?

 

「自分としては技術一本で食っていきたいのに、会社からはマネージャや管理職としてのキャリアパスを示される。プログラマが技術一本で食っていくのは無理なの?」

 

結論から言うと、そんなことはありません。技術一本で食っているプログラマやSEは普通にいます。

 

 

40代や50代の現役プログラマやSEは普通にいる

僕は新卒でソフト開発会社に入社して15年以上経ちました(途中で1回転職)。特定派遣や業務請負(正直、ほとんど派遣のようなもの)の形で仕事をしたことも何度もあり、いろんな会社のプログラマ・システムエンジニアの人と仕事で関わってきました。

 

その経験を元にして言うと、年齢の高いプログラマ・システムエンジニアは結構います。50代でも現役バリバリで現場で技術仕事をしている人、何人も見てきました。

 

確かにIT業界では「35歳定年説」がまことしやかに囁かれ、ある程度の年齢に達したプログラマ・システムエンジニアは、否応無しに管理職や営業への転進を促されたり、他業界・他職種に流れたりすることもあります。

 

しかし、今やIT業界は空前の人手不足、ソフトウェア技術者は引く手数多の状況です。会社側も「35歳定年説」などと言っている余裕はなく、40代でも50代でも一定のスキルさえあれば現場で働いてもらいたい、というのが本音でしょう。

 

年配のエンジニアは新しい技術を習得するのは不利なこともあるかもしれませんが、長年の経験を活かせる機会はいくらでもあります。

 

トラブル対応時などは、まず原因を切り分けるために仮説を立てる(アタリをつける)ものですが、そこんとこ、ベテランエンジニアはやはり上手いなと感じます。過去の経験から類似のトラブルを想起し、短距離で解決策まで辿り着ける人が多いです。

 

プログラミング技術や開発手法はどんどん新しいものが登場していますが、システム開発の本質が大きく変わったわけでは無い以上、年配のベテラン・エンジニアは頼りになる存在と言えます。 

 

 

技術一本で食っていきたいなら、「技術者としてのキャリアパス」を事前に聞いておこう

「技術者にはいずれマネジメントを覚えて管理職になってもらいたい」

のか、あるいは、

「技術者として専門性を高めて道を極めてもらいたい」
のか。

 

会社側が技術者に期待するキャリアパスは、企業毎に考え方に違いや温度差があったりします。

 

キャリアパスとは - コトバンク

・昇進・昇格のモデル、あるいは人材が最終的に目指すべきゴールまでの道筋のモデル、仕事における専門性を極める領域に達するまでの基本的なパターンのこと。
・企業がキャリアパスを示すことで、従業員は中長期的にどのようなスキルや専門性を身につけていくべきかを理解できるともに、自己の目指すべき道を自己で考察する材料ともなり、自己啓発意識の醸成、モチベーション向上に資することができる。

 

「自分は技術一本で食べていくんだ!」

という人は、就職活動や転職活動の際の面接で、「御社では技術者にどのようなキャリアパスを用意していますか?」と聞いておいたほうがいいですね。

 

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フリーランスになる道もある

また、生涯一エンジニアというキャリアプランを思い描いているなら、スキルや知識がある程度溜まってきたタイミングで「フリーランス・エンジニア」を目指すことを考えてもいいかもしれません。

 

「フリーのエンジニアになる」というと何やら大層なモノを目指すようにも聞こえますが、IT業界ではフリーで仕事をしている人も結構います。

 

僕も今まで3人ほどのフリープログラマの人と一緒に仕事をする機会がありました。3人に共通する特徴として、一定以上の技術力があるのはもちろんとして、

「コミュニケーション能力の高さ」

が挙げられます。

 

会社所属のプログラマだったときは主に営業さんが仕事を取ってきてくれると思いますが、フリーになったら自分で仕事を取るために企業に売り込みに行く必要がありますからね。会社員時代に人脈を広げておき、知り合い経由で仕事を取れるようにおくことも大事です。

 

フリーランス・エンジニアに興味のある人は、下の記事なんかも参考にしてみてください。