上司「何故俺が怒っているかわかるか?」
ペンギン「仕事に感情を持ち込んでいるからでは?」
こんなエスプリの効いた帯がついた漫画が本屋に平積みされていたら・・・そんなん、衝動買いする以外の選択肢はないじゃないですか!!
お客様相談室で働く社畜ペンギンが活躍する漫画「テイコウペンギン」が面白いです。
ああ言えばこう言う、口の減らないペンギン
この漫画の主人公(?)のペンギンは典型的なああ言えばこう言うタイプで、相手が上司であろうと客であろうと、その減らず口は留まるところを知りません。
上司「来月から新しい業務増えるけど、出来るよな?」
ペンギン「その分給料増やしてほしいんだけど、出来るよな?」
上司「そう言えばお前に言い忘れてたけど、今日社内のインターネット使えないってさ」
ペンギン「そう言えばお前に言い忘れてたけど、突然大事なこと言うところが嫌い」
ペンギン「なるほど。何もしてないのに弊社製品が壊れたと。奇遇ですね お客様。私も今何もしてないのに怒られております。」
しかもこれだけ上司や客に反抗的な態度を取っているにもかかわらず、なんだかんだで残業や休日出勤してがんばってしまうし、会社も辞めない。社畜の矜持と哀愁を感じます・・・
言いたいことも言えない世の中を生きる社畜の代弁者
まあ、とかく社会なんてものは世知辛く理不尽なものですから、会社勤めなんぞしていると愚痴りたいことの100や200ありますよね。
理不尽な上司
理不尽な客
理不尽なルール
理不尽な仕事
だからといって、このペンギンのように上司や客に直接毒づくことができるほど勇気のある人もなかなかいないでしょう。
言いたいことを心に溜め込み、表面上だけは笑顔を取り繕い、今日も理不尽な社会の荒波の中を懸命に泳いでいく社畜たち・・・他人事のように書きましたが、僕もそんな哀しい社畜の1人です。
この漫画はそんな社畜たちの心の声、否、魂の叫びを代弁してくれています。毎日の残業地獄の合間に読む一服の清涼剤として、一人でも多くの社畜に読んでいただきたいです。