意識低い系ドットコム

漫画の感想、IT業界のよもやま話、古銭収集など、雑多な話題を意識低くお届けします

現在は「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」を額面以上で売るチャンス相場です!

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

2020年4月現在、金価格は1グラム6000円前後と歴史的な高値が続いています。 金が安かったころに買った金貨や金製品などを持っている人はキャピタルゲイン*1を得るチャンスですね。

 

「そんなこと言ったって、金貨なんてそうそう持ってないよ。そんなもの持ってるのはコインマニアかお金持ちくらいじゃない?」

 

そうでしょうか?

あの金貨ならひょっとしたら実家のタンスの中とかに眠ってませんか?

 

そう、

昭和天皇御在位60年記念10万円金貨

のことです。

 

 

 

 

 

偽物問題が起きたために、悪い意味で有名な金貨

「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」は昭和61年に日本国が初めて発行した記念金貨です。10万円という額面の大きさやデザインの美麗さが話題になり、当時はちょっとした記念硬貨ブームになりました。

 

1千万枚も発行されたので、単純計算で日本人の10人に1人が持っていることになります。

 

ただこの金貨、悪い意味でも結構有名だったりします。ご年配の方なら覚えているかもしれませんが、偽物が大量(10万枚以上)に出回って社会問題になりました。

 

当時は金価格が1グラム2000円前後でしたが、「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」には金が20グラムしか使用されていませんでした。つまり、時価4万円程度の金で偽物が作れてしまうのです。その偽物金貨が10万で使用できるとなれば、悪いことを企むことが得意な人にとっては絶好のチャンスだったんでしょうね。

 

その時の顛末については作家の加治氏が国際的な陰謀論を著作で指摘しています。興味のある人は「陰謀の天皇金貨」を読んでみてください。

 

 

 

大量発行したのでプレミアムは無い上に、金含有量も少ない

さてさて、そんな曰くつきの「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」ですが、コイン市場では長い間人気が低迷していました。

 

何しろ1千万枚も発行されましたからね。プレミアムのつきようもありません。この金貨が希少価値を発揮しようと思ったら、

「額面よりも高い金額を出してでもこの金貨が欲しい!」

という人が1千万人以上現れないと価値が上がらないわけで。

 

一般的にプレミアム価値のつく記念硬貨は多くても発行枚数10万枚以下、日本のコインコレクター人口の少なさを考えれば、できれば5万枚以下が望ましいところです。

 

かといって、金(ゴールド)としての価値も額面価格よりもずっと低い。となれば、この金貨はプレミアム価値どころか10万円として使ってしまうか銀行で両替してもらうくらいしか道がなかったわけです。今までは。

 

 

金価格高騰でチャンス到来!

しかし、そんな不遇な金貨にも千載一遇のチャンスがやってきました。冒頭でも書いた通り、2020年4月現在金価格は高騰しており、1グラム6000円くらいで売買されています。

 

となれば、20グラムの金を含むこの金貨の地金価値は、

6000円 × 20グラム = 12万円

となり、ついに額面価格を上回るときが来たのです!!*2

 

 

いくらで売れる?買取相場を比較!

実際のところ、「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」を金貨買取店に持ち込むといくらくらいで売れるか、調べてみました。

 

「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨」を買取対象としている3店の買取価格を比較した結果が下記表になります*3。3店とも宅配買取対応です。

 

業者名 買取価格 備考
金貨・硬貨・コイン買取専門店/金貨買取本舗 112,320円  
古銭・記念硬貨の買取専門/バイセル ※要問合せ 「10万円金貨の買取を強化中」とのこと
金やプラチナの買取なら東京の【リファスタ】 ※要問合せ  

 

最近、日々の金価格の変動が大きいせいか*4、買取価格をズバリ明示しているのは「金貨買取本舗」のみでした。額面を1万円以上上回る強気の買取価格ですw

 

他の2店も10万円金貨は買取には意欲的なようなので、実際売りたいときは相見積もりを取ってみることをおすすめします。

 

 

 

*1:資産を売ることによって得られる売買差益のこと

*2:厳密には、この金貨は法定通貨なので潰して金(ゴールド)として利用することはできません(犯罪になります!)。そのため、純粋な金製品に比べると若干買取相場は安くなります。

*3:2020年4月3日時点の情報です。

*4:2020年3月頃から1日で100円以上価格が動くこともあり、非常にボラティリティ(変動率)の高い相場となっています。